峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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おくんち

2006年10月18日 | 町内会長
先々週の日曜日は、おくんちのおくだりに参加しました。
当日、地元の三柱【みはしら】神社で行われる大祭に出席するため午前10時前に女房どのに車で送ってもらいました。神社の行事に出席するときは、いつも女房どのに送ってもらいます。神祭の後、必ずお神酒【みき】がふるまわれるからです。
30分ほど古式ゆかしく神祭が執り行われ、その後、なおらいです。出席しておられる各町内会の氏子総代、町内会長さんらとも最近ではすっかり顔なじみになり、お神酒をいただきながら、あれこれ楽しく談笑させていただきました。
やがて正午、いよいよおくだりの出発です。昨日までの強風が嘘のようにパタリと止み、穏やかな秋晴れのいいおくんち日和でした。
道すがら、ある町議の方と私たちの町について話をしました。歳を重ねるにつれ、自分が住む町内会について、町について語り合う機会が増してきたことを実感する毎日です。先輩から受け継いだものを、いくらかでいいものにして後輩へ託す、そういう順番にあることを思います。

午後1時過ぎ、一時停留する芳ノ浦公民館に到着しました。ここでも、ささやかな神事が行われ、ささやかななおらいが行われます。冷たいビールがのどを潤【うるお】してくれます。
15分ほどの休憩後、お旅所を目指して再び出発です。この頃になると、おくだりの道順にある町内会から参加した子供みこしも加わり、行列はいっそう長く、賑【にぎ】やかなものとなります。
一時停留から約1時間後の午後2時半頃、小浦お旅所に到着しました。すぐに神事が執り行われ、再びなおらいです。夕方まで、他の町内会長さんや氏子総代さん、町会議員さん、宮司さんらとお神酒をいただきつつ、あれこれとお話しました。
子供の頃、お祭りなどで、こんな風にご馳走を食べたり、お酒を飲んでいる大人の様子を見かけたものですが、この人たちは、いったいどんな人たちなんだろうと思っていました。なおらいが行われているちょうどその頃、お旅所の境内【けいだい】の一角では毎年恒例の子供相撲大会が行われていました。子供たちの中には、かつての少年の頃の私のように思っている子がきっといたことでしょう。
私たちの町内会の子供たち、団体戦でなんと準優勝に輝きました。

夕方、いったん自宅に戻っているところへ、いつもお世話になっている町内会長さんから電話が入りました。みんな待っているから出て来いとのお誘いの電話です。
ずっと昔から、お旅所を中心とする周囲の4町内会が「しめ元」と呼ばれる当番制でおくだりのお世話に当たってこられました。この4町内会は古くからそこに住んでおられる方が多く、おくんちにはご馳走をする風習が続いています。そこに御呼ばれされたというわけです。いろんな方がお見えで、いろんなお話を伺うこととなりました。
というわけで、この日、朝から夜遅くまで、ず~っとお酒をいただいていたことになります。最後はやっぱり、女房どのに迎に来ていただきました。家族のみなさん、迷惑をかけます。
コメント (2)
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