峰野裕二郎ブログ

私の在り方を問う

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「父の日」に女房どのと2人

2008年06月16日 | 夫婦
土曜の午前中は明日から始まる期末テストに備え補習を行った。

子供たちに、こちらから一方的に与えたり、押し付けたりするのではなく、子供たち自らが主体的に勉強に取り組めるようになるには彼らにどう添ってやればいいのか、ここ数年、そのことばかりを考えている。子供たち一人ひとりが違うのだから、添い方も一人ひとり異なる。その子、その子に合った添い方を見つけるのは決して容易なことではない。子供に教えられることも少なくない。

子供たちの人生は、定期テストで高い点数をとって終わりでもなければ、志望校に合格して終わりというわけでもない。言うまでもなく、その後が重要なのだ。しかし、こんな当たり前のことが当たり前のこととして通っていない。一般的に親も学校も塾も血眼【ちまなこ】になり無理強いしてでも勉強させようと子供たちを追い立てている。
それに抵抗できたり、順応できる子供たちはまだいい。かわいそうなのは逆らうことも馴染むこともできずに歳を重ねていく子供たちだ。
ヒトはだれもが自分の思い通りに、自分らしく生きていきたいはずだ。それができなかったとしたら、果たして人間は人間らしく生きていけるのだろうか。

お昼は女房どのと2人でソーメンをいただき、午後からはずっと気になっていた自宅北側の小道に沿って植樹しているベニカナメの生垣の剪定【せんてい】と、その他の樹木の大きく伸長した枝をはらう作業にとりかかった。
樹木の枝払いから始め、ようやくベニカナメの剪定にとりかかった夕刻「おと~さ~ん」と裏庭から私を探す女房どのの声が聞こえる。作業の手を休め、声のする方に寄って行くと「お客さんよ」との声、小道いっぱいに広がっている木の枝や剪定バサミ等をそのままにして表に回ると塾OBの川原くんがにこやかな笑顔で立っていた。

川原くんは、現在27歳になるだろうか。大手電気メーカーのバリバリの経理マンだ。週末を利用して帰省したとのこと。丁寧【ていねい】にお土産を持参してくれた。
作業はそのままに、座敷に上がってもらいあれこれ話した。すっかり一人前の社会人だ。1時間も話し込んだ頃だっただろうかパラパラと雨が落ちてきた。作業の後片付けをしなければならない。それを潮に、今度はゴルフに行きましょうねと彼は帰って行った。

日曜の午前中も補習を行う。
この日のお昼は女房どの特製のスパゲッティ。披露宴を控え、絵理子さんと私はダイエットを誓い合っているのだが、そのあまりの美味さに3回もお代わりをしてしまった。
昼食の後、女房どのが「父の日のご馳走をサンパークにとりに行ってくるね」と毎週楽しみにしている「新婚さん、いらっしゃい」も見ずに出かけた。どうやらこの日は「父の日」らしい。

間もなく、ご馳走を抱えて帰って来た女房どの、サンパークには女房どののクラスの保護者の方が勤めていらっしゃるそうだが「お父さんのブログを時々見ているってよ。ご馳走の写真とってね」とのお土産話付だった。

こうして娘たちのいない初めての「父の日」を女房どのと2人楽しんだ。

ちなみに、写真の重箱がサンパークのご馳走。2つの大皿の上に野菜が山盛りだが、これは宮村さんという方が栽培されている有機無農薬野菜だ。我が家の食卓には毎日これくらいの量の宮村さんの野菜が載る。これをドレッシングなどをかけず、そのままいただく。安心して食物をいただける幸せをかみしめる。
宮村さん、いつも有難うございます。
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