2人の天使を始め、掛け替えのない人たちと久し振りに会うことができたからだろう。その後、張り詰めていた気が緩むのを感じていた。日常は再び始まっていたのだが、一旦緩んだ気持ちを立て直すのはそう容易なことではなかった。あっという間にあれから2週間が過ぎ去ろうとしている。
今週は、日曜日に町民大清掃を実施した。これは、長崎県保健環境連合会の平成27年度事業計画の基本方針である「ごみのない緑豊かな美しい長崎県づくり」をテーマとした一連の活動の中の一つである「一斉清掃」によるものだ。したがって、実施主体は「佐々町保健環境自治連合会」となっている。しかし、「ごみの減量化・リサイクル」「散乱ごみ対策」「地球温暖化対策」「緑化」等々は自治体の仕事でもある。ただし、「精霊流し」に係る事業や「一斉清掃」を行政主導でやるには問題がある。そこで、各自治体ごとに「保健環境(自治)連合会」なる組織をつくり、それらの事業・活動は、あくまでも住民主体によるものなのだということに、いつの頃からかしてきたのだろう。
自分たちの町は自分たちで綺麗に保つ。至極当たり前のことだ。そのために行政と住民が力を合わせる。それぞれが主体的に応分の役割を果たしていく。そうありたい。「保健環境(自治)連合会」を、より良いものにしていくためには行政側がごまかしを止めると同時に、住民側も「お上に任せて、ただ文句を言う」だけの存在から脱しなければならない。
私たちの町内会では午前7時から先ず定例の町内会清掃に取り掛かった。その後、午前8時に集会所広場にみなさんにお集まりいただき、副会長からの町民大清掃に関する説明・諸注意の後、全員で作業に取り掛かった。
例年にも増して子供たちの姿が多く見られたのが嬉しかった。ここ数年、町民大清掃についての回覧に、子供たちにお父さん・お母さんが地域のために汗を流している姿を見せていただきたいと、なるたけ家族での参加を訴えてきた。
午前8時半過ぎ役場の保険環境課課長・課長補佐が車で迎えに来てくれたのを潮に、後のことを副会長に任せ、町内を一巡した。昨年と異なり今年は天候に恵まれた。たくさんの住民の方々が公園や道路沿いに出ておられた。そうして、自らの地域の美化清掃に汗を流しておられた。
火曜・水曜と1泊2日で町の民生児童委員協議会のみなさんと共に、災害時における要援護者への対応を始めとする民生児童委員の役割について学ぶため、今年の2月の8日・9日に町内会公民館連絡協議会で自主防災組織について学んだ山口県の防府市を訪ねた。
再び日常が始まっている。気を引き締めて私に与えられた役割を果たしていこう。