青い空にうろこ雲がきれいだった。中学受験生に国語を教えていると、いろいろな文章を読むことができる。論説文などは大人が読むような内容だが、物語は子供向けのものが多い。中学受験は賛否があるが、麻布中などの問題はしみじみ泣けるような文章で、大人の感性を問われる。今日、読んでいた文章に子どもが「大人ってなんでも理由をつけるよな」「大人って、理由がないと困るんだろうな。なんでも理由をつけないと受け入れられないんだ。弱い奴らなんだよ」というところがあった。はっとした。確かにそうだと思った。「別れた」は「別れた」で理由なんてないんだ。「別れた」理由が分かるようなら、別れたりはしないだろう。物語で子どもたちの親友が死んだ。「あいつはただ死んだんだ。理由なんてないんだよ。ただ死んでしまったのだ」。う~ん。そうだよね。
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