久しぶりに雨が降ると、集中豪雨。傘が邪魔かと思うとまた必要となる日でした。今日は、交通事故で入院した病院での診察の日。入院した時は、地理的な位置も分からず、横浜の山の中などと言っていました。ここではケガを治すためにただ寝ていることだけしかできませんでした。手厚い看護師さんたちの看護、知人たちの善意で私は大事なことにたくさん気が付きました。この事故は私から、運動すること、旅行すること、以前のように仕事をすることまでも奪いました。この病院に行くたびにそのことといやでも向き合わなくてはなりません。でも、、それは頭の中の理解で、心はまだ可能性を感信じてしまっているようです。そんな日の夕食、食事を二人でしようと思いました。誰とともに食事をするのかはわかりません。ただ二人の食卓を作りました。目の前に誰もいなくても、心が豊かでした。この豊かさが事故後に私が得たもののようです。なにか別の(私ものでない)エネルギーが私のなかで生きている。そう感じるのです。「ねぇ、結構おいしくできたわね」などと自画自賛して、二人の食事を終わりました。

