5月31日、6月1日は金沢で久しぶりにまじめに取材しました。2つのテーマがあり、それをひろ下げる必要がありました。取材だけで金沢の街はどこも見ませんでした。また行けばいいわと。
帰宅して取材のお礼やら済ませ、今日は名古屋のサッカー友のお誘いで大津の住友活機園(伊庭貞剛記念館)の特別公開に出かけました。明治34年(1904年)に建てられた別邸です。四国の別子銅山の植林でその職員たちから贈られた木材で建てられたということです。小高い山の自然に溶け込んだ建物で、それはそれは贅沢な木材が使われていました。青モミジのうつくしい庭を眺めながら、しばし別世界にいました。
金沢に出かける前に忙しく中途半端に見たNHKクロースアップ現代の桐野夏生さんの番組を見直しました。「決断だけをみて、自己責任だと自分を責めることはない」、「自己責任という言葉は人を傷つける刃」、「ラベリングへのあがない」、「そのラベリングへ(自分の中で)一線を越える」そんな言葉に多くの女の人が勇気づけられたと思いました。
「あなたの責任ではないよ と言ってあげたい」という言葉!贖えない環境というもの、本来の自分を生きられない苦しみ、それ、あなたの責任じゃないよ!
だから、(自分自身の)一線を越えてみると別の(先の)景色が見えるのではないでしょうか。ああ、思われるのではないか?だから、あなたはそういうひとなのだ!、で、それはだれの責任なの?あなたが私の責任だけではない!と言えたら、一線を越えていけるのではないでしょか。その先には思いもかけないあたたかいこころが待っていてくれることもあるのでは?
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