年末なので、美容室に行って髪を切ってもらいました。
「痛んでいるところはばっさりと切ってください。」
と、オトコらしく注文し、後は任せるぜ!と持参した本を開くワタクシ。
「美容室で話し掛けられるのが苦手なんだよう」ということを
何度も周囲の人にこぼしていたところ、ある先輩が
「本を持っていって、読書しとけばいいやん。
話し掛けないでオーラを出せばいいとって。」
というなんとも有益なアドバイスをくださったのです。
早速、実践♪実践♪
こういところは、割と素直なんです。
しかし。
本を読んでいても、美容師さんは負けちゃいないのです。
「読書好きなんですか?」
と明るく話し掛けてきます。
・・・はい。割と好きなほうじゃないかと思います。
「一年にどれぐらい読むんですか?」
・・・一年に100冊ぐらいじゃないかと。
「ひゃ、ひゃくさつ?!まじで?すごいっすねー。
ひゃくさつも本を買うんですか?」
・・・いえ、そんなには買えないので、図書館で借りることが多いです。
見事な一問一答ぶり。会話、まったく広がってませんよね?
この会話、続けますか?
つーか、この広げている本はまったく意味なし?
「本、読んでますけど」オーラ、まったく放たれてない?
と会話の行く末を心配していると、
美容師さんがワタクシの広げている本に関心を持ってくださいました。
「そうなんですかー。ちなみに今日は何を読んでるんですか?」
・・・違うっ。
そういう関心じゃなくって!
この本は会話のネタに持ってきたわけではないんですってば。
数日前から久々に読み返している本で
むしろ会話のネタにならないっつーか、
マイナーすぎて、会話がとまるつーか。
・・・・『パットお嬢さん』ていう本なんですけど。
「え?パットおじょうさん?パット「おじょうさん」?
パットのお嬢さん?ウケますねぇ。いや、ウケる!面白いっ!!」
・・・思いがけず、喜ばれました。
なんだか無理やり感が漂っている感がしないでもないけれど。
「赤毛のアンを書いた作家、モンゴメリの本なんですよ!」
という情報もあるけれど。
その情報で更に話が広がるものなのか
そもそも、男性陣にとって「赤毛のアン」が有名な本にあたるのか
そこが今ひとつ分からない・・・・。
オトコゴコロとも殿方の一般的な環境とも無縁ですから。
と、髪を切りに来ただけなのに
オトコゴコロについて、無力感にさいなまされるワタクシ。
いたたまれない気持ちを抱き始めていたワタクシに気付いたのか、
美容師さんが更ににこやかに話しかけてくださいました。
「大体、いつもはどんなジャンルの本を読んでるんですか?」
・・・ジャンル?
どんなジャンル?
推理小説?恋愛小説?スパイ小説・・・は、読まないな。
詩?エッセイ?純文学?
どれが一般的?どのジャンルが話題広がりそう?どれ?どれ?
軽く混乱に陥りかけたワタクシの回答。
「日本の本が好きです。外国の本はあまり読みません。」
顛末の一部始終を聞かせた妹の反応。
「サイテー!」
同じく、顛末を聞かせた友人の反応。
「ひどい。ひどすぎる!
私、美容師でもなんでもないのに、泣きそうになった。」
・・・返す言葉がありません。
「痛んでいるところはばっさりと切ってください。」
と、オトコらしく注文し、後は任せるぜ!と持参した本を開くワタクシ。
「美容室で話し掛けられるのが苦手なんだよう」ということを
何度も周囲の人にこぼしていたところ、ある先輩が
「本を持っていって、読書しとけばいいやん。
話し掛けないでオーラを出せばいいとって。」
というなんとも有益なアドバイスをくださったのです。
早速、実践♪実践♪
こういところは、割と素直なんです。
しかし。
本を読んでいても、美容師さんは負けちゃいないのです。
「読書好きなんですか?」
と明るく話し掛けてきます。
・・・はい。割と好きなほうじゃないかと思います。
「一年にどれぐらい読むんですか?」
・・・一年に100冊ぐらいじゃないかと。
「ひゃ、ひゃくさつ?!まじで?すごいっすねー。
ひゃくさつも本を買うんですか?」
・・・いえ、そんなには買えないので、図書館で借りることが多いです。
見事な一問一答ぶり。会話、まったく広がってませんよね?
この会話、続けますか?
つーか、この広げている本はまったく意味なし?
「本、読んでますけど」オーラ、まったく放たれてない?
と会話の行く末を心配していると、
美容師さんがワタクシの広げている本に関心を持ってくださいました。
「そうなんですかー。ちなみに今日は何を読んでるんですか?」
・・・違うっ。
そういう関心じゃなくって!
この本は会話のネタに持ってきたわけではないんですってば。
数日前から久々に読み返している本で
むしろ会話のネタにならないっつーか、
マイナーすぎて、会話がとまるつーか。
・・・・『パットお嬢さん』ていう本なんですけど。
「え?パットおじょうさん?パット「おじょうさん」?
パットのお嬢さん?ウケますねぇ。いや、ウケる!面白いっ!!」
・・・思いがけず、喜ばれました。
なんだか無理やり感が漂っている感がしないでもないけれど。
「赤毛のアンを書いた作家、モンゴメリの本なんですよ!」
という情報もあるけれど。
その情報で更に話が広がるものなのか
そもそも、男性陣にとって「赤毛のアン」が有名な本にあたるのか
そこが今ひとつ分からない・・・・。
オトコゴコロとも殿方の一般的な環境とも無縁ですから。
と、髪を切りに来ただけなのに
オトコゴコロについて、無力感にさいなまされるワタクシ。
いたたまれない気持ちを抱き始めていたワタクシに気付いたのか、
美容師さんが更ににこやかに話しかけてくださいました。
「大体、いつもはどんなジャンルの本を読んでるんですか?」
・・・ジャンル?
どんなジャンル?
推理小説?恋愛小説?スパイ小説・・・は、読まないな。
詩?エッセイ?純文学?
どれが一般的?どのジャンルが話題広がりそう?どれ?どれ?
軽く混乱に陥りかけたワタクシの回答。
「日本の本が好きです。外国の本はあまり読みません。」
顛末の一部始終を聞かせた妹の反応。
「サイテー!」
同じく、顛末を聞かせた友人の反応。
「ひどい。ひどすぎる!
私、美容師でもなんでもないのに、泣きそうになった。」
・・・返す言葉がありません。