■アイシテル~海容~
■のりぞう的2009年度春クール2位
■水曜22時日本テレビ放送
■出演
稲森いずみ、山本太郎、嘉数一星、藤田弓子、田畑智子
板谷由夏、川島海荷、佐藤詩音、佐野史郎
田中美佐子、ダンカン
■ストーリ
下校時に行方不明になった7歳の清貴ちゃんが死体で発見された。
殺された我が子を受け入れられず呆然とする母親。やりばのない
怒りと悲しみ、綻ぶ家族の絆。そんな中、被疑者として保護された
のは11歳の少年だった。殺された少年の家族、保護された少年の
家族の「その後」にあるものは。
■感想
重い重いテーマのドラマで、毎週、考えさせられながら
見ていました。
自分が被害者の家族だったら、どう行動するか。どう思うのか。
自分が犯人の家族だったら、何を考えて、どう動くのか。
しかし、見終わった今も、何が正解なのか、
どうすればこういった悲劇がおきなかったのか、
自分なりの明確な「こたえ」「考え」を掴めないまま、です。
できれば、こういった事件は起きて欲しくない。
けれど、ちょっとしたボタンの掛け違えで起こり得る。
どちらの家族も「特別」ではなく、いつ「私」になっても
おかしくないような身近な家族。
だからこそ、どういった形でこのドラマが結末を迎えるのか
二つの家庭に「海容」が訪れるのかが疑問でしたが
ドラマは終わったけれど、
息子を殺された家族、人を殺してしまった息子の家族、
どちらにとっても「終わり」はない。
そういった終わり方で、本当に最後の最後まで、共感できました。
個人的に最も共感を覚えたのは、殺された息子の父親。
犯人を絶対に許せない、と思っているのに
殺害した少年がごくごく普通の少年だったことで
憎しみをどこに向けてよいのか分からなくなる彼が
「もっと悪いやつだったらよかった。
躊躇することなく憎めるやつだったらよかったのに。」
と吐露する場面は説得力があったように思います。
おそらく、現実はこのドラマほど綺麗事ではないだろうし
もっともっと大きな悲しみや憎しみが入り混じっているだろうけれど。
それでも、増え続ける少年犯罪に正面から真摯に取り組んでいた
このドラマは、忘れられないドラマになりそうです。
■のりぞう的2009年度春クール2位
■水曜22時日本テレビ放送
■出演
稲森いずみ、山本太郎、嘉数一星、藤田弓子、田畑智子
板谷由夏、川島海荷、佐藤詩音、佐野史郎
田中美佐子、ダンカン
■ストーリ
下校時に行方不明になった7歳の清貴ちゃんが死体で発見された。
殺された我が子を受け入れられず呆然とする母親。やりばのない
怒りと悲しみ、綻ぶ家族の絆。そんな中、被疑者として保護された
のは11歳の少年だった。殺された少年の家族、保護された少年の
家族の「その後」にあるものは。
■感想
重い重いテーマのドラマで、毎週、考えさせられながら
見ていました。
自分が被害者の家族だったら、どう行動するか。どう思うのか。
自分が犯人の家族だったら、何を考えて、どう動くのか。
しかし、見終わった今も、何が正解なのか、
どうすればこういった悲劇がおきなかったのか、
自分なりの明確な「こたえ」「考え」を掴めないまま、です。
できれば、こういった事件は起きて欲しくない。
けれど、ちょっとしたボタンの掛け違えで起こり得る。
どちらの家族も「特別」ではなく、いつ「私」になっても
おかしくないような身近な家族。
だからこそ、どういった形でこのドラマが結末を迎えるのか
二つの家庭に「海容」が訪れるのかが疑問でしたが
ドラマは終わったけれど、
息子を殺された家族、人を殺してしまった息子の家族、
どちらにとっても「終わり」はない。
そういった終わり方で、本当に最後の最後まで、共感できました。
個人的に最も共感を覚えたのは、殺された息子の父親。
犯人を絶対に許せない、と思っているのに
殺害した少年がごくごく普通の少年だったことで
憎しみをどこに向けてよいのか分からなくなる彼が
「もっと悪いやつだったらよかった。
躊躇することなく憎めるやつだったらよかったのに。」
と吐露する場面は説得力があったように思います。
おそらく、現実はこのドラマほど綺麗事ではないだろうし
もっともっと大きな悲しみや憎しみが入り混じっているだろうけれど。
それでも、増え続ける少年犯罪に正面から真摯に取り組んでいた
このドラマは、忘れられないドラマになりそうです。