のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

ずるい。

2010年01月24日 23時14分14秒 | 日常生活
しばらく続いていたぽかぽか日和がいったん影を潜め
朝、起きた瞬間に「どうやら今日は寒いぞ・・・。」と覚悟を決めた土曜日。
寒さに対する覚悟は決めたものの、
できることならば、外に出たくはないぞ。
可能な限り、外には出ませんよ!
という決意をこめて、着替えもせずに大好きなアーティストの
ライブDVDを楽しんでおりました。

・・・でも、そろそろ顔ぐらいは洗わなきゃね。
ていうか、着替えたほうがいいかもね、
昼ごはん過ぎてもパジャマ姿なんてよろしくないわよね・・・
と反省をし始めた昼ごはん時分。
反省をしたものの、女性としてのたしなみよりも、
食に対する欲望がはるかに発達しているワタクシは、
現在が昼食時であることを確認するべく携帯を取り出したのでした。

なにせ、我が家の時計はどれも等しく狂っており、
どの時計を見ても、すぐには正しい時間が分からないのです。
携帯を開くと、メール到着の表示。
おやおや、またやっちまったい。
どうして、こうもメールに気付かないのかしら?
なにゆえに、携帯の存在を忘れてしまうのかしら?
と反省をしながら、メールを開くと

「またもや、友人との約束を一日間違えてしまったよ。
 明日の約束だったのに、今、小倉。もはや笑えます。
 もし、お暇だったら、そして元気だったら、
 お相手してもらえませんか?」


・・・!!
なんですと?!今、小倉?!
え?日にちを間違えた??

笑えません。笑えませんよー。
大丈夫なのかー?

と、動揺しつつ、メール到着時刻を確認すると、今から30分前。
まだ小倉におるとかいな?と心配しつつ、すぐに電話をすると
メールの文章どおり、のほほんと笑っている友人につながりました。

「あははは。いやー。もう面白すぎるよー。
 信じられんよね。あほやん。自分の間抜け加減にびっくりするけん。」

・・・うん。
本当にびっくり。
しかも、メールの文章どおり、彼女が日にちを間違えるのは
「またもや」なのです。今回が初めてではないのです。
数年前のゴールデンウィーク。
彼女から今回と同じようにメールが届いたのでした。

「明日の約束だったのに、今日が待ち合わせかと思って
 お店に来てしまったよ。
 『予約しているはずですけど。』
 とお店の人に言ったら『明日ですよ。』と言われた・・・。」

・・・。
大丈夫なのでしょうか?
よほどお疲れなのでしょうか?
と、彼女を心配する反面、
やはり、彼女もワタクシの友人だなぁ、
としみじみと納得する自分も発見。
うんうん、やはり類は友を呼ぶんだよね。
会うべくして会った友人なんだよね。
と昔の方の格言に思いを馳せたのでした。

しかし、その数時間後。
似たもの同士として友情の絆を深めた(つもりの)ワタクシに
友人は、あっさりと「似たもの同士」を否定。

「ぜんぜん、似とらんやん。
 私、この前、先輩に『本当に君はまともだねぇ。』って
 しみじみと感心されたとよ。
 のりぞうは「まとも」って言われたこと、なかろう?」
得意げに話す友人。

・・・ずるい。
ずるいですよー!
ええ、ええ。予想通りですとも。
ワタクシは、先輩からも上司からも
「まとも」だなんて言われたことありませんよー。
感心されたこともありません。

あ、でも、そういえば。
「君は妙に図太いところがあるね。物怖じも遠慮もせんよね。」
と感心されたことはあったっけ。

・・・「自慢じゃありませんが」というレトリックが
うそ偽りなく使えるっつーに。
本当にまったくもって自慢になりません。
同じようなカテゴリで過ごしているはずなのに、この待遇の差。
いったい何が彼女とワタクシを隔てているのやら・・・。

というようなことをうだうだとまったりまったり話して楽しんだ土曜日の昼下がり。
友人のうっかりさんのおかげで、思いがけず
とってもとっても久々に彼女とのふたりデートを楽しみました。
のーんびり、ぐるぐると小倉の町を散策。

あぁ。至福の休日。