のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

やり慣れないことはするもんじゃない

2014年09月12日 23時54分00秒 | 日常生活
久々に後輩さんと食事に行きました。
最近、人間関係にお疲れ気味の後輩さんから
「私、最近、色々と不調なんで、ちょっとお店とかまったく思いつかないんです。
 すみませんが、候補を出してもらってもいいですか?」
とお願いをされたので、一生懸命、候補のお店を考えました。

が。
そもそも。行きなれたお店についつい通ってしまう縄張り意識強め体質
おしゃれ女子のお店にはてんで無縁な気質、
たいていのものは「美味しい!」とぱくぱく食べられちゃう体質
とお店の新規開拓を阻む要素を数多く取り揃えているため
後輩さんが喜びそうなお店を提案できるわけもなく。

もうね、素直に食べたいものを提案しちゃお!
と、思いやりとか気配りといった大人としてのたしなみをあっさり放棄して
「あのお店の地下にある定食屋さんなんかどうですかー?」
とメールしたところ、後輩から動揺著しい返信が戻って来ました。

「て、定食??
 えっらい意外なチョイスが出て来たのでものすごくびっくりです・・・。
 その定食屋さん、私は学生時代に一度行ったきりですよ・・・? 笑
 のりぞうさんて・・・定食屋さんに行かれる人なんですね。
 わたし、定食屋とか食堂とかには行かないので、
 候補に挙がって来たこと自体に新鮮な驚きが 笑。
 女性ってあんまりああいう店行かないもんだと思ってた・・・。

 えっと。。。少し考えさせてください。」

・・・こ、これは。
人間関係にお疲れだっていう後輩をさらに困らせてしまっているような。
なんかちょっと申し訳ないというか、
え?そんなに動揺しちゃう??と、こちらも驚いちゃったというか。

このところ、友人と食事するたびにちゃんぽんやさんや定食屋さんに行っていたため
何にも疑問に思わず、ひけめを感じることもなく、ひょひょいと提案しちゃったけど
あれ?女性って定食屋さんに行かないものなの?そーなの?
↑若干、私も動揺しています。


こだわりがあるわけじゃないんで、お店は本当にどこでもいいんですよー。
定食屋さんに行きたい!!と熱烈に欲しているわけじゃないんですよー。

とすぐに返信を返しました。

この後輩さんは元来、気配り体質で、相手がどんな人なのか、何を好む人なのかを考えた上で
どうせなら好みのジャンルの中でもっとも美味しいものを提供するお店に連れて行ってあげたい。
そんな風に考える人らしく、そういったことを考えすぎた結果
「なんで私ばっかりいつもこんなにお店の手配をしてるんだろ。
 みんなももっと食べたいもののジャンルとか知ってるお店の情報とか提供してくれればいいのに。」
と疲れてしまっていた様子で(そういうふうに私には見えたので。)
後輩とは真逆のスタンスで、友達に喜んでもらいたい、というようなサービス精神とは無縁、
みんなで決めてくれればそこに行きますぜ、という人任せ体質を誇る私は
あ・・・私もこんなふうに周囲の人を疲れさせてしまってるのかも・・・とちょっぴり反省をしたのです。

それゆえに、せめて今日は食べたいものとかお店とかちゃんと候補を出そう!
とがんばった挙句、結果的に後輩を動揺させてしまう、という・・・。

まあね、相手のことなんててんで考えてなかったものね。

なにが食べたいかなー。
白いご飯とかお味噌汁とか食べたいなー。
最近、冷え込んで来てるし。

ぐらいの思いつきに近いかるーい提案だものね。
やっぱりやり慣れないことなんてするもんじゃないなー、という反省をしたのでした。
反省の方向がとんちんかんなことは自覚のうえです。

そんなこんなで、結局、後輩さんセレクトのこじゃれたお店で
最近、よく耳にする熟成肉やらおしゃれ女子が好む(と私は勝手に思ってます)
バーニャカウダやら、小エビのアヒージョやらを堪能しました。

なんか・・・すんごいおしゃれジョシになった気がする。
勘違い甚だしいことも自覚の上です。

なんでも、彼女曰く定食屋のイメージは
 ・早い
 ・安い
 ・量が多い
なので、男性もしくは学生さんのイメージしかないんだとか。
出張時のランチで近くに定食屋しかない、とか、
男性相手のランチ、とかであれば、まあ候補として挙げてもいいかな、と思うものの
女性同士で、しかも夜ごはんなのに定食屋なんていうチョイスはまったくもってないんだとか。

気配りと気遣いの持ち主ながら、嫌なものは嫌なのですよ!という気骨ある後輩さんからは
「お願いしておきながらすみませんが、そのお店は候補外でお願いします。」
という遠慮がちながらもきっぱりとしたお断りメールをもらってしまったのでした。

そっかー。そうなのかー。
定食屋は女性のチョイスとして「ない」のかー。

結論。
・やっぱり「類は友を呼ぶ」。
・私がたまにがんばると相手をかえって困惑させる。