のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

2015年1月の読書

2015年01月17日 22時54分44秒 | 読書歴
昨年末から藤沢周平さんにはまりました。
時代に、剣の力に、そして武士社会の家制度や人間関係に翻弄される主人公たちのほろ苦い人生に胸を痛めながら年末年始を過ごしました。幸せってなんだろう、と思わずにはいられないほろ苦い結末が多くて少し参ってます。次はザ・エンタメ!という感じのスカッと爽快、単純明快な作品に触れたいなー。

1.隠し剣秋風抄/藤沢周平 ☆☆☆
2.隠し剣孤影抄/藤沢周平 ☆☆☆
3.花のあと/藤沢周平   ☆☆
4.蝉しぐれ/藤沢周平   ☆☆☆
5.夜の光/坂木司     ☆☆☆
6.先生と僕/坂木司    ☆*
7.切れない糸/坂木司   ☆☆
8.三匹のおっさん ふたたび/有川浩  ☆☆☆ ※読書中※

[映画]アンストッパブル/2010年米国

2015年01月17日 07時44分21秒 | 映画鑑賞
■アンストッパブル/2010年米国

■監督:トニー・スコット

■出演
デンゼル・ワシントン、クリス・パイン、ロザリオ・ドーソン、ケヴィン・ダン、リュー・テンプル、デヴィッド・ウォーショフスキー

■ストーリ
2001年5月にオハイオ州で発生したCSX8888号暴走事故をもとに制作された映画。
ペンシルベニア州にある操車場で、最新鋭のディーゼル機関車「777号(トリプルセブン)」の牽引による貨物列車が操作ミスによって無人のまま、猛スピードで暴走を始めた。列車には19万リットルのディーゼル燃料、発火性の強い有毒化学物質が大量に積載されていることも判明する。このまま暴走を続ければスタントン郊外の急カーブで脱線し、搭載している可燃物によって大惨事になることは避けられない。
旧式機関車1206号で貨物輸送の勤務中だったベテラン機関士フランクと新米車掌ウィルは777号の状況を知り、追跡を始める。

■感想 ☆☆☆☆
これまた、普段だったらまったく選択肢に入らなかったであろう映画です。嫌いでも苦手でもないけれど、強いて見ようとはしないジャンルで、誰かと映画を見ると、こういう出会いがあるんだなぁ、としみじみ思いました。面白かった!息詰まる展開の中、登場人物ひとりひとりが自分たちの役割をそれぞれの場所で全うしていて、見終わった後、清々しい気持ちになりました。

デンゼル・ワシントンがとにかくかっこいい。年を重ねて、たたずまいや表情がますます素敵になっていく俳優さんだなぁ、としみじみ眺めてました。そして、ロザリオ・ドーソンが責任感強く、決断力あふれる女性をかっこよく演じてました。素早い決断力も、上司への忌憚ない意見の述べ方も、どれもこれも非常にかっこよかった!なおかつ、同僚へは温かみのある気さくな態度で接していて、こんな女性と一緒に働きたい、と強く思いました。
でも、実は登場人物でもっとも好きだったのは、普段はちゃらちゃらしているものの、事故について報告を受けた瞬間、自家用車で貨物列車を追跡し始めた溶接工、ネッドです。マッドサイエンティストみたいな風貌、軽薄な口調と誠実、真摯な仕事への姿勢のギャップが大きくて胸がときめきました。

機関車の暴走シーンの迫力がすばらしく、これは映画館で見たら更にこの映画の中の世界に呑みこまれたんだろうなぁ、とちょっぴり残念な気持ちに。テレビだとどうしても宣伝が入るため、高まる緊張が途中でぷつんと切れてしまうのです。もっとも、心臓がずっとドキドキしっぱなしだったので、定期的に心臓を休められることができてよかった、と言えないこともありません。

映画開始時、「この映画は実際に起こった事故を基にしている」というクレジットが表示されていたため、一体、どこまでが実話なのかしら?と気になり、いつも非常に頼りにしているうぃきぺでぃあ大先生に尋ねたところ、貨物列車に発火性の強い化学物質が搭載されていたところとか、危険地帯に入る前に脱線させて被害を縮小させようとしたものの、失敗したところとか、ほぼほぼすべて実話通りで、びっくりしました。すごい・・・。

[映画]ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル/2011年米国

2015年01月17日 01時16分46秒 | 映画鑑賞
■ミッション・インポッシブル ゴースト・プロトコル/2011年米国

■監督:ブラッド・バード

■出演者
トム・クルーズ、ポーラ・パットン、サイモン・ペグ、ジェレミー・レナー、ジョシュ・ホロウェイ、アニル・カプール、レア・セドゥ

■感想 ☆☆☆☆
テレビで放映されていたものをなんとなく鑑賞。し始めて、思いっきり見入ってしまいました。
今までアクション映画というものにまったく縁のない生活を送っていたのですが、それもまた思わずこの映画に見入ってしまった大きな要因だと思われます。アクション映画にまったく免疫がなさすぎて、起こる事象ひとつひとつに一喜一憂しっ放し、ドキドキハラハラしっぱなしの2時間半でした。おもいがけず心臓を酷使。
緊張感あふれる沈黙とか、BGMの音が徐々に速さを増すところとか、とにかく聴覚による刺激に自分が弱いんだということを初めて知りました。あと、緊張感が高まったり、不安に駆られたりすると、おもわず声を出して、不安を解消しようとするらしいことも初めて知りました。不安でいてもたってもいられなくなる模様。ジェットコースターやお化け屋敷で「わー!」って叫ぶのと同じ感覚なのかな。

とにかく。
トムの超人的な活躍に感嘆。映画に見入っている途中、トムがスタントなんぞ使わずに、自身でアクションをこなしていると聞き、突如、トムへの尊敬の念が高まりました。今まで「きれいな顔立ちしているけれど、背が低い残念な人」という印象しかなかったのに。(失礼すぎる)ごめんよ、トム。こんなすごい人だなんて全く知らなかったのです。

アクション映画をまったく見ることがなかった私ですらタイトルを知っているぐらい有名なシリーズですが、こんなにも近未来の夢あふれる映画だったんだということも今回初めて知りました。出てくる道具がドラえもん並みに夢あふれるものばかりで、非常に面白かった!
そして、スパイという職業の過酷さと彼らが選んだ生き方の孤独さがあますところなく伝わってくる映画でもありました。アクションシーンにはすかっとしたけれど、エンディングでは大切な人と一緒に生きることもかなわないスパイの孤独な生き様が描かれていて、なんともいえない切ない気分を味わされました。

わらしべ長者

2015年01月17日 00時29分23秒 | 日常生活
年末、地元の知り合いたちと「忘年会をしようぜ!」と言い合っていたものの、互いの予定の折り合いがつかず、とうとう年を越してしまいました。が、ようやくその仲間たちとの予定調整がうまく整ったので、新年会と称してひっさびさに集まることになりました。半年ぶりに会う人、1年半ぶりに会う人、4年ぶりに会う人・・・本当に「お久しぶり!」の人ばかり。仕事が終わるや否や、いそいそと会社を飛び出しました。

飛び出しました。が。
小倉駅にて、ふと財布の中に紙幣がまったく入っていないことに思い至りました。
あぶない、あぶない。
危うく紙幣ゼロで飲み会に参加するところでした。それは大人としてどうなの?図々しいにもほどがあるんじゃないの?
と、大急ぎでATMに向かいます。

えっと。飲み会だから、できれば1000円札を複数枚用意しておきたい。
けれど、コンビニでお札を崩す時間の余裕はもはやない。
と、いうことはATMで多くの1000円札さんを出してもらう必要があるわけで。
金額入力欄には、一番多くの1000円札に巡り会えそうな「9000円」をセットしました。
これなら、最悪4枚の千円札さんには巡り会えるはず。運が良ければ9枚の千円札さんたちを召喚できるはず!

と、おとなの配慮あふれる計算で「9000円」と入力し、待つことおおよそ30秒。
ATMさんがずずいっとお札を9枚出してくれました。

やったね!9枚出してくれてる!
これで本日の参加費をスムーズに出せる♪ふっふふーん♪♪
と、ほくほくしながら出てきたお札を取り出したところ、9枚の1万円札が目の前に現れたのでした。


・・・な、なんで!?

と、度肝を抜かれたものの、なんでもなにも私が0の数を多く打ち間違えとしか考えられないわけで。
なんなの?あほなの?としょんぼりしながら、9枚の万札を携えて飲み会会場に向かったのでした。