のりぞうのほほんのんびりバンザイ

あわてない、あわてない。ひとやすみ、ひとやすみ。

クリスマスおめでとう

2019年12月25日 17時10分08秒 | 日常生活
クリスマスの街並みや街の雰囲気が好きです。
イルミネーションがキラキラと輝いていてきれいだから。
キラキラと輝くイルミネーションを見て、街を歩く人たちがとても幸せそうに楽しそうにしている様子が見られるから。
誰かのことを思ってプレゼントを選ぶ人たちがたくさんいて、暖かい気持ちがいろんなところで行き交っていることを感じられるから。

ずっと前に友人が
「お祈りってね、その人のことを思っている時間のことだと私は思ってるよ。
 誰かのことを思い出して「元気かな?」って思う時間は、もうそれだけでお祈りなんだよ。
 その人のことを思ってお祈りしているってことなんだよ。難しく考えなくていいんだよ。」
と言ってくれたことがあって。
その言葉からすると、大切な誰かを思ってプレゼントを選ぶ人が多いこの季節は、誰かのことを思ってのお祈りが満ち溢れている幸せな季節。

・・・そりゃ、(私が勝手に)浮かれ気分にもなるわけだ。


そんな大好きな季節のさなか、何気なく手に取って久々に読み進めた谷川俊太郎さんの詩。
私が通っている教会がクリスマスシーズンになると必ず伝えていることを短い言葉でそっと、丁寧に壊れないようにささやいてくれていました。



「大きなクリスマスツリーが立った」

 キラキラ 光っていて
 この世じゃないみたいに きれいだけど
 これも 人間がつくったものだよ


 夜のあいだに 大いそぎで
 ビニールテープを巻いたりして
 時々 ビリッと感電したりして
 つくった人は 寒くて寒くて
 きれいかどうかも 分らなかったよ


 キラキラ 光っていて
 永久に 消えないみたいに まぶしいけど
 いつかは こわしてしまうんだよ


 すぐに 新しい年が やってきて
 これも あっという間に古くなる
 きれいなもののいのちは 短いのさ


 ほんのちょっと にぎやかな気分になって
 あとは 夢のように 忘れてしまうんだ


 キラキラ 光っているものは
 どうしても どこかに 影をつくる

 影しか 見えない人だって いるんだよ
 影のほうがいいと すねてる人だって いるんだ

 そんな人にかぎって ほんとうは
 もっともっと キラキラと 明るいものに
 それが 何かはよく分らないくせに
 もう 泣きたくなるほど こがれているのさ