ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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「南天 雀喜の奉祝!令和落語会」・第四夜

2019-05-04 18:18:18 | 南天(こごろう)の会

「南天 雀喜の奉祝!令和落語会」・第四夜

ツギハギ荘
初めてお伺いしましたが、なかなか解りにくい処に。


35人の満員御礼。
二階の会場天井高くて、案外気持ちの良い空間。

一、笑福亭呂好・・・・・・・・・「箒屋娘」

一日から七日まで、七日間連続の落語会。
今日選んだのには、評判の呂好さんの「箒屋娘」が聴きたくて・・・。

良かったですな。

最初に、主人公の若旦那、どこか藤山寛美さんのアホ役の様な、
一見アホみたいだが、真理をついていて周りの者を納得させる。

それと、付き添っていく、定吉のチョカぶりがおもしろい。
登場人物のキャラが際立つと、噺がキマリますな。

何度も聴きたくなる、呂好さんの「箒屋娘」
納得も得心の感動の一席でおました。

二、桂南天・・・・・・・・・・・・・「いたりきたり」

大師匠の枝雀さんの創作落語。

最初にあの有名なSR落語を紹介。
「流れ星」「インク瓶」「喋る犬」「アルバム」・・・・
私はあと「定期券」「手の温もり」が好きですな。
すべてシュール、ものの見方・・・普段決めつけて一方から見ているが、
反対から見れば・・・・物事には裏と表がある。

この落語も、表と裏があるよと、
ペットブームで珍しいペットを二匹飼っている友達、
ペットは「いたりきたり」と「出たり入ったり」の二匹、
エサと習性は「のらりくらり」と「ねたりおきたり」。
その、反対という友達に、「インフルエンザの注射打った」ではなく、
「注射打たれた」が正しいやろ、と、間でいう友達の説明がなぜか説得力がある。

オチは、気にいった友達が分けて貰うペットの名が、
「ねがったりかなったり」・・・・・・・哲学ですな。

こんな、ハナシ、好きでおます。
南天さん、この様な創作落語、続けて創って欲しいですな。

三、桂雀喜・・・・・・・・・・・・・「抜け雀」

雀喜さんが東北で手をついて、右手を骨折したハナシから、
手術してチタンの繋ぎを一年間入れてたそうですが、その取ったチタンを、
なんと、羽織の紐替りの繋ぎのペンダントに・・・お洒落ですな。

噺は「抜け雀」、どうしても小田原の宿というので、江戸落語の匂いが、
さん生さん、さん喬さん、さかのぼれば志ん朝さん。
粋で、二階の座敷も広間の広さと澄んだ空気を感じるのですが・・・・。

雀喜さん、失礼ながら、枚方か中書島辺りの宿に思えてしまう。

でもこの噺のオチ、「現在親にカゴをかかせた」・・・
解りにくくなりましたな。

コーナー・・・・・・・・・・・・・・「なぞなぞ大会」


毎日日替わりで、お楽しみの「コーナー」が、
本日は、「なぞなぞ大会」、お二人事前に考えてきたなぞなぞをお客さんが解く。
なんとなんと、当たれば豪華商品、“うまい棒”が貰える。

二問答えて、“うまい棒”貰いました。

そのなぞなぞは、落語に因んだもので、
「時うどんをしようとしたが、仕草がうまくいかなかった、なぜか・・・・。」
「上手な人の落語を聴きながら寝ると直ぐに寝れるというので、
CDをかけて寝たがなかなか寝れなかった・・・なぜか」
答えは「センス(扇子)がなかった」と「マクラ(枕)が無かった」です。
当たれば、いくつ何十になっても嬉しいもんでおますな。

あと「みかんとリンゴとバナナを載せたトラックが右に急カーブを曲って落としたものは・・・・」、「ひらがなとアルファベットがお見合いしたら、どうなったか」
など、12問ほどなぞなぞが、童心にかえって楽しめましたで。

明日は、華紋さんの登場、南天さんは「胴乱の幸助」でおます。

「南天 雀喜の奉祝!令和落語会」・第四夜
2019年5月4日午後7:00開演
ツギハギ荘

一、笑福亭呂好・・・・・・・・・「箒屋娘」
二、桂南天・・・・・・・・・・・・・「いたりきたり」
三、桂雀喜・・・・・・・・・・・・・「抜け雀」
コーナー・・・・・・・・・・・・・・「なぞなぞ大会」

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