美術館めぐり、最初に大樋美術館に行きました。
<大樋美術館、>
裏千家の始祖仙叟宗室居士と同道した初代長左衛門から現代まで、歴代の大樋焼と加賀金沢の茶道文化にふれられる美術館です。
初代の大樋長座衛門は茶人でした。寛永7~正徳2年(1630~1712)、加賀大樋焼の開祖。京都の楽一入のもとで楽陶を行う。加賀藩に招かれた茶匠千宗室に同道し、金沢に入る。近くの大樋村(現在金沢市)に窯を築き、以後代々、藩の御用窯として茶陶を焼き続ける。
初代長左衛門作の大樋釉海老摘手付水指(石川県指定文化財)や大樋釉聖茶碗なども見ることができる。併設の大樋ギャラリーでは館長である当代とその長男年雄氏の作品を展示・販売。大樋焼でお抹茶が飲める茶室もある。
ミシュランのガイドに一つ星で登録されています。
これは九谷焼とは少し違う。。現在存命の十代の長座衛門さんの作品などが、たくさんあります。カレはやはり裏千家のえらい方です。
石川県指定文化財 飴釉烏香炉:初代大樋長左衛門
/色調は初期の大樋焼にみられるかせた黒釉で、烏の瞬間の動きを巧みにとらえていて、彫塑性も優れている。わずかに開いた口の中に見られる舌の動きや目の表情、胴から羽根・尾先にいたる単純化された表現、また書院香炉の用途としての背部と足部に分割された美しい曲線など、素朴さのなかにも、現代に通ずる新鮮な造形感覚にあふれている。
(これは美術館の説明から)
黒釉富士絵茶碗:五代大樋長左衛門
/口を内にやや抱え込み、その下辺で絞りながら、腰でふくよかに円いカーブを描いて高台に納まるやや細長の筒茶碗で、内の見込に茶溜まりを設け、畳付に3箇所の目跡と、高台内に兜巾を施す。光沢の強い黒釉を施し、外側面の一方下辺に富士山の意匠を白く残して、その右側面に引き出しの際の挟跡と火間1個があり、左側面下の高台脇に五代大樋の「大樋」円印一顆が捺される。
(これも美術館の説明から。)
ダイナミックな力強い焼物の感じがしました。。
県立美術館へ裏のほうから行きましたので山の中をのぼっていきます。一体この美術館は見てもらう気があるのかしらと思うような道でした。
この美術館は石川県のゆかりの作品ばかりです。今回は「前田家の渡来の織物好み」展をやっていてどれもすてきな裂ばかりでした、正倉院にあるものの獅子狩り紋錦のような物もありました。前田家の文化と財力がしのばれます。。
最初の部屋には見守る人もなく、カメラ禁止の掲示ももありません
国宝の色絵雉香炉、前田家が使用していたもので、まだ先日雌の雉香炉寄付により一対になったところだとか、その見事さにため息が出てきます。ふたの裏には焚き染めたと思われる煙の後も見られます。
これは17世紀の江戸時代野村清作のもので京焼の完成者と言われているそうです。
外国の絵などを法外な値段で買い入れて、飾るのもいいですが、こうした地元のゆかりのすばらしい作品ばかり、展示する美術館もとっても重みがあり、感動します。||
もう一つ漆工の松田権六作。「蓬莱乃棚」
これは木の板の上に丈が編んで貼られその上に漆が掛けてあります、中側もこりにこった絵巻で付属のもの、文箱やいろいろな小物も素敵な細工物です。詳しくはこのビジュアルでご覧ください。最高傑作といわれるのにふさわしい作品です。
この作品が作られたのは昭和19年、ゼイタクは敵だといわれ、国中食うや食わずの戦争の真っ最中の時代にこういう作品を作ることのできた石川県はどんなに豊かだったのだろうと思うのです。
石川県立美術館のビジュアル展示です。作品詳細画像をクリックしてご覧ください。ためいきがでます。
http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/syozou/sakuhin_detail.php?SakuNo=02011200
次は、廃線となった石川線の最終電車の映像や白山スーパー林道のもみじの様子などなどをお知らせします。
<大樋美術館、>
裏千家の始祖仙叟宗室居士と同道した初代長左衛門から現代まで、歴代の大樋焼と加賀金沢の茶道文化にふれられる美術館です。
初代の大樋長座衛門は茶人でした。寛永7~正徳2年(1630~1712)、加賀大樋焼の開祖。京都の楽一入のもとで楽陶を行う。加賀藩に招かれた茶匠千宗室に同道し、金沢に入る。近くの大樋村(現在金沢市)に窯を築き、以後代々、藩の御用窯として茶陶を焼き続ける。
初代長左衛門作の大樋釉海老摘手付水指(石川県指定文化財)や大樋釉聖茶碗なども見ることができる。併設の大樋ギャラリーでは館長である当代とその長男年雄氏の作品を展示・販売。大樋焼でお抹茶が飲める茶室もある。
ミシュランのガイドに一つ星で登録されています。
これは九谷焼とは少し違う。。現在存命の十代の長座衛門さんの作品などが、たくさんあります。カレはやはり裏千家のえらい方です。
石川県指定文化財 飴釉烏香炉:初代大樋長左衛門
/色調は初期の大樋焼にみられるかせた黒釉で、烏の瞬間の動きを巧みにとらえていて、彫塑性も優れている。わずかに開いた口の中に見られる舌の動きや目の表情、胴から羽根・尾先にいたる単純化された表現、また書院香炉の用途としての背部と足部に分割された美しい曲線など、素朴さのなかにも、現代に通ずる新鮮な造形感覚にあふれている。
(これは美術館の説明から)
黒釉富士絵茶碗:五代大樋長左衛門
/口を内にやや抱え込み、その下辺で絞りながら、腰でふくよかに円いカーブを描いて高台に納まるやや細長の筒茶碗で、内の見込に茶溜まりを設け、畳付に3箇所の目跡と、高台内に兜巾を施す。光沢の強い黒釉を施し、外側面の一方下辺に富士山の意匠を白く残して、その右側面に引き出しの際の挟跡と火間1個があり、左側面下の高台脇に五代大樋の「大樋」円印一顆が捺される。
(これも美術館の説明から。)
ダイナミックな力強い焼物の感じがしました。。
県立美術館へ裏のほうから行きましたので山の中をのぼっていきます。一体この美術館は見てもらう気があるのかしらと思うような道でした。
この美術館は石川県のゆかりの作品ばかりです。今回は「前田家の渡来の織物好み」展をやっていてどれもすてきな裂ばかりでした、正倉院にあるものの獅子狩り紋錦のような物もありました。前田家の文化と財力がしのばれます。。
最初の部屋には見守る人もなく、カメラ禁止の掲示ももありません
国宝の色絵雉香炉、前田家が使用していたもので、まだ先日雌の雉香炉寄付により一対になったところだとか、その見事さにため息が出てきます。ふたの裏には焚き染めたと思われる煙の後も見られます。
これは17世紀の江戸時代野村清作のもので京焼の完成者と言われているそうです。
外国の絵などを法外な値段で買い入れて、飾るのもいいですが、こうした地元のゆかりのすばらしい作品ばかり、展示する美術館もとっても重みがあり、感動します。||
もう一つ漆工の松田権六作。「蓬莱乃棚」
これは木の板の上に丈が編んで貼られその上に漆が掛けてあります、中側もこりにこった絵巻で付属のもの、文箱やいろいろな小物も素敵な細工物です。詳しくはこのビジュアルでご覧ください。最高傑作といわれるのにふさわしい作品です。
この作品が作られたのは昭和19年、ゼイタクは敵だといわれ、国中食うや食わずの戦争の真っ最中の時代にこういう作品を作ることのできた石川県はどんなに豊かだったのだろうと思うのです。
石川県立美術館のビジュアル展示です。作品詳細画像をクリックしてご覧ください。ためいきがでます。
http://www.ishibi.pref.ishikawa.jp/syozou/sakuhin_detail.php?SakuNo=02011200
次は、廃線となった石川線の最終電車の映像や白山スーパー林道のもみじの様子などなどをお知らせします。