オペラ「トゥーランドット」は見たことがなくかねてから見たいと思っていました。
トゥーランドットを知らない人でも、イタリアの冬季オリンピックのオープニングでで、世界の3大テナーといわれたババロティーがうたい、荒川静香さんがフィギュアで、舞った時の音楽といえば、しってる!」と思われる方も多いでしょう。
アレはオペラ、ツトゥランドットのなかの『だれも寝てはならぬ。』という主人公のカラフが歌うアリアとしてとても有名で素敵な曲なんです。
この曲の最後に主人公が「私は勝つ!』と歌い上げるから、オリンピックなどに引用されたのでしょう。
このオペラの作曲は「蝶々夫人」などを作ったジャコモ。プティーニ(1858~1924)です。
音楽の名門家系というのは、ドイツのバッハ家、づランスのクーブラン家がよく知られています。プティーに毛はそれに継ぐ大家系といわれています。イタリアのルッカのさい聖堂の楽長を代々世襲してきた家系です。
『ラポエーム」「トスカ」「蝶々夫人」と世界的に有名なオペラを作曲し、「トゥーランドット」が遺作となりました。
私は何故この『だれも寝てはならぬ」なのか。
知りたくてたまりませんでした!
トゥーランドットというのは中国のお姫様の名前で多分絶世の美女。いい匂いもして、一人娘ですから、彼女と結婚できれば一万年も続いた帝国の王様になれるというわけ。
コンナ逆たまに、きつい条件が加わるのは物語として当たり前。
王族であること。三つのなぞの挑戦し、解けないと 斬首! 今日もこれで99人の王子が首をはねられたとか、
それを国を滅ぼされたダッタン人の王子カラフがちらりとツーランドットを見かけ恋のとりこになる。
たまたま流浪をしていた父王との再会、父王を守っていた女奴隷のリュウらが『馬鹿な振る舞いをするなと」とめるのも聞かず謎に挑戦する。
そして成功!
所が、トゥランドットは、異国人と結婚するのは『私のような聖女はできない」と言い張る。心の強い冷酷な女性としてえがかれているのです。
それを見たこの王子カラフは逆に謎を出す。
と。
当てれば王子は死刑、
当たらなければ、トゥランドットは王子と結婚しなくてはいけないのです。
それで彼の名前が分かるまで、「だれも寝てはならぬ」というお触れがでるわけです。
国を滅ぼされ、流浪の王子の名はだれも知らない。
だから『私は勝つ」とこの王子のカラフがうたうのです。
今日、わたしは三大テナーの一人、ホセ・カレーラスの王子役を見ました。
王子として品のよさ、つやのある声!もうとりこです。
かれが白血病になる前のものですから、もう素敵としか言いようがないです。
舞台自体はどこの国~というようなケッタイナ衣装と舞台ですが、、彼の歌はそれも埋めても余りがあります。
感激~
舞台のほうは、
ききくらべのもう一つ、1996年、北京の紫禁城でフィレンチェ5月音楽祭管弦楽団によるズービン・メーターの指揮による、演出チャン・イーモウ。はこれは見ごたえがありました。
中国の美しさが際立っていました。 トゥランドット北京オリンピック風といったら一番分かりやすい表現でしょう!
でもプティーニーの俗ポサを超越した素敵な、ホセ・カレーラスでした 。
このお話はどうなるって?
もち、俗っぽいということは世間の要求にこたえるということでしょう。
どんな結末を予想なさいますか?
下は三大テナーが歌う「誰も寝てはならぬ」ユーチューブです。
The3tenors-Carreras-Domingo-Pavarotti--Nessun Dorma