( 小春日和。 鏡川の下流です。昼間風が無いと 12℃くらいの暖かさ !? )
核兵器廃絶運動のNGO ICAN(アイキャン)(核兵器廃絶国際キャンペーン)がノーベル平和賞を受けました。
今年7月 核兵器禁止条約が国連総会で採択されたが 10年前に結成されたICAN(アイキャン)の貢献が
大きいとされた。オスロの授賞式でICAN(アイキャン)の事務局長のフィンさんと共に受賞記念講演をした
サーロー節子さん(85歳)は広島で被爆した方だ。そのスピーチを聞いて私も感動しました。その概要をここに
書き留め 皆さんにも 再度紹介したいと思います。
『 核兵器は必要悪でなく 絶対悪だ! 核兵器禁止条約を核兵器の終わりの始まりにしよう。
条約は光だ。この光を分かち合おう。アメリカが原爆を私の住んでいた広島に投下した時
私はまだ13歳だった。
私の愛する街は 1発の爆弾で消滅した。住民等は燃やされ 炭になった。その中には私の家族と
351人の級友が含まれている。広島と長崎で死をとげた二十数万人の魂を身の回りに感じてほしい。
皆さんに 広島の倒壊した建物の中で耳にした言葉を繰り返す。「 諦めるな 頑張れ 光が見えるか
光に向かってはっていくんだ! 」 核武装した国々の当局者と いわゆる「 核の傘 」の下にいる
共犯者たちは 私の証言を聞いてほしい、警告を心に刻んでほしい。核兵器は絶対に使ってはならない。
世界中の国は核兵器禁止条約に参加し 核の脅威を 永久になくしてほしい。 』
サーロー節子さんは1955年にカナダ人と結婚 同国に移住して核廃絶運動に尽力されてきた。機会ある毎に
被爆証言を重ねてきた。カナダ政府から 民間人に送る最高の勲章である『 オーダー・オブ・カナダ』を
受けている。今世界の終末時計は2分30秒と最悪に近い状態にある。北朝鮮の核開発が進む中 アメリカの傘に
ある日本は 核兵器が戦争抑止力になるとして 核兵器禁止条約にも参加せず アメリカの核の傘に寄りかかって
いる。サーローさんは 世界唯一の被爆国である日本は核廃絶の道義的責任がある筈なのに 一貫性がないと
批判している。 『 核兵器を絶対に使わしてはならない。』 被爆者として力強いメッセージが述べられている。
私のピースボートの友人である三宅さんも ICAN(アイキャン)の平和賞受賞が決まった時 大変喜んで
おられた。彼もまた被爆者で一貫して核廃絶を訴えてこられた。 共に80歳を過ぎて頑張っておられる姿は
とても感動的に思います。
鏡川の上流。
マムシ草の実。有毒だそうです。
水仙の茎(葉) まだこの辺りでは つぼみは見えない・・。
日陰になると山道を歩くのも 仲々寒いです。
夏の台風18号の時 電柱も倒れたようです。
木も折れて 可哀想な感じ・・。
山の頂上は紅葉。
南天の実も赤い。
ピラカンサス
鏡ダム。
今年は水量も豊富 ! 75%位は貯まっているようです。
久し振りにダムから下流を見ました。