( トリカブト (鳥兜) 形が 舞楽の時にかぶる鳳凰の頭のかぶとに似ているので・・)
今朝のTVのモーニングショーで 浪江町に猪が暴れ回っているというニュースがありました。
前回で少しお話しした震災によって帰宅困難区域になった街中に イノシシがどんどん入って
来ています。 浪江町は震災時21000人 今は14700人の人口 しかしこれは住民登録の数字で
実際に住んでいる人々は800人です。昨年3月町内全域の避難指示は 帰宅困難区域を除き解除された
のですが 実際はほとんどが帰宅出来ていない状況です。(私の手元資料では もう少し深刻?)
7600ある所帯の多くが住んでいない 家が空き家になっていて雑草が生えるだけでなく 山や森から
イノシシなど動物が下りてきています。人がいなくなって 自然が戻って来ているとも言えます。
飼っていた家畜も 所有者が居なくなり 野生化してしまう。家の中へ入り 荒らす動物もいる。
2017年の猪捕獲数は2011年の30頭から860頭に増加しており 6年間で30倍に増えています。
この原因は勿論福島原発事故で 全町民の避難指示によって 人間が住まなくなった結果です。
町では地元産の食品の放射能検査をしていますが 一部の山菜(ふきのとう・タケノコ)を除き
基準値以上のセシウムは検出されていません。除染は津波被災地区を除き完了しています。被災
建物の解体 撤去も約半数は完了。上下水道も帰還困難区域を除き使用可能。道路も常磐自動車道が
全線開通、鉄道も仙台方面は再開 浪江~富岡町間も32年春には開通しJR常磐線は全線復旧へ。
住宅 農業 漁業 工業も着実に復興の道を歩んでいますが 住民の50%は帰還しないと決めて
いるとのアンケート結果が出ています。帰還したいと考えている14%の方も 5年以内が50%
です。仲々決断が出来ない状況を示しています。
やはり東日本大震災で大きな被害を受けた富岡町(原発から10km以内)は避難指示が出され
21mの大津波を受け 3月11日の体育館避難から 隣村の川内村 更に郡山市へ3度の避難
未だ帰還困難区域(帰宅が許されない地域) は全町の15% 人口では30%に及んでいる。
農地は荒廃し 家畜は野生化 猪被害は増加 市街地にまで猪は出没するようになっています。
この町も人口13000人の内 町内居住者は700人弱 且つ高齢化率は 36%になっている。
(忍野村の倍) 除染も森林などを除き空間線量率(放射能量)宅地で1/3 農地は1/4に
減っているし 公営住宅始め 様々な施設が建設 復興の途中にあるが 住民の帰還は遅々として
進んでいない。
一度故郷を失うと 元へ戻ることは その完全復興は容易でないことが分かります。各市町村は
必死に復興に努めています。その努力が速やかに実ることを願います。
この花を8月から探していました。以前見た林道も行ったのですが 見つからず ガッカリしていました。
如何にも 兜をかぶった横顔のようにも 見えます・・。
意外に 群落で咲いているのに 驚きました。
あるところには あるもんだ~と 来年も必ずここへ来る ! と決意しました ?
今年はキノコの当たり年 ? 雨が多かったせい・・?
色々なタイプがありますね。
でも 絶対に触らないようにしています。 家内は鳥兜の写真を見るだけで 恐い ! と言っています ?
これはマムシ草の実。 これも面白い形です。 5月頃 これまたユニークな花を咲かせます。
台風による倒木 ! 結構大きな木が倒れています。 溶岩台地は地表が浅いのです。
入会地の皆さんが 倒木した木を 処分しています。
台風で 土砂が流れた跡でしょうか・・?
マンション内の 倒れた木槿(むくげ)の木。 倒れながらも花を付けています。