( 祝日の1日、 高知は快晴 秋晴れで絶好の行楽日和 ! となりました。 )
大型の19号台風では 多くの県で 『大雨特別警報』 が出ました。50年~100年に1度の大雨で有名な河川が
決壊しました。治水対策はどの県でも取り組んでいますが 今後地球がどんどん暑くなる温暖化による台風の大型化、
集中豪雨化に対する備えは大丈夫か ? と思います。今回記録的な大雨で100カ所を超える堤防が決壊し 多くの川で
水が堤防を越えて洪水が発生しました。堤防の切れ目から濁流が流れ込んだ住宅地も多かった。千曲川は堤防の整備が
仲々追いつかず 決壊したのも他より数十cm低い所だった。水が貯まりやすい低地に 新幹線の車両基地があったのも
新幹線水没の原因、土砂崩れも各地で起きました。住宅は5万6千棟が被害にあいました。 住宅に入りこんだ泥水の
処理は本当に大変ですね・・。台風ゴミが新たな課題になっています。家庭から出される災害ゴミが数百万トンに達し
処理に2年はかかるとか? 1度泥水に浸かると もう使えなくなるのでしょうか ・・?
今回の犠牲者の多くは高齢者でした。福祉施設が浸水し 過疎になった地域で孤独に生きる高齢者所帯が水害に逃げ
遅れた・・。情報の不足 判断の迷い 遅れもあったでしょう・・。体力が及ばず 水に呑まれた方も・・。隣りの方に
声かけをして貰って助かった人々も多かったと聞きます。 初めての経験で ついつい軽く考えがちだった 『避難』
だったかも・・・。 今回の大規模になった災害の裏に日本の社会状況が色濃く反映していると思われてなりません。
過疎高齢化問題、都市への人口集中、ライフラインの脆弱、防災行政の立ち後れ 国民の防災意識 危機意識の不足・・、
温暖化対策の遅れなど。
何故大型台風になったのか ? 海水温が30℃のマリアナ諸島付近を通過して急激に巨大化 915hPaに急低下
最大風速60mという大型で猛烈な台風となった。日本のすぐ南の海水が27℃~28℃もあった為大型で強い勢力を
維持したまま 東日本の大半を覆うように上陸し 広範囲に被害をもたらした。近年 災害の巨大化 凶暴化が言われる。
スーパー台風という言葉も一般的になりました。
海水温の上昇が大型台風を作ること。地上付近の暖かく湿った空気と上空の冷たい空気で 大気が不安定な状態になり
積乱雲が発生し 豪雨をもたらすことは間違いなく 専門家も 温暖化で海水温が高くなり大きな台風が発生 発達
すること、温暖化が止まらない限り 今後とも強い台風や豪雨の確率は増えると警告し 温室効果ガスの排出を減らす
よう訴えています。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)も温暖化がもたらす熱は海に大量に取り込まれ海水温の
上昇は今後とも長期間続くと警告している。気象庁は日本近海の過去100年の上昇幅は世界平均より大きいと言っています。
今回の台風19号は関東・甲信越に甚大な被害をもたらした。建物の水没、交通 電気 水道などライフラインに
大きな影響が出た。農業 漁業被害も深刻だ。広域で同時多発的な被害で 日本の資産は大きく失われた。学者は
『 気象現象の激化が 社会の防災力を超えた! 』 と言っている。過去の水害対策では降雨の激化に
追いつかないと・・。 温暖化による気候変動は 気候危機と呼ばれる段階にまで来ている。パリ協定で今世紀
末迄の気温を2℃以下の上昇に抑えるとしているが 既に1℃上がっただけで これだけの被害である。当面の
防災対策と共に パリ協定を上回る温暖化対策が必要になっている。急いで二酸化炭素など温室効果ガスの削減を
図ること これが喫緊の課題です。
仁淀川河口。
仁淀川ブルーですね。
空の色が水に映っています。
仁淀川河口の大橋。 向こう側が太平洋 !
今日は祝日で快晴だったので 家族連れを多く見ました・・。
28℃もあった 今日の高知。 サーフィンを楽しむ若者も・・。
いい香りが漂っていたので これは キンモクセイ に違いないと思いました。
花は正直 あまりキレイだなー とは言えませんが・・。
サルスベリの赤い花は どこでも目立ちます。
昼間では見るのが難しい・・。 白粉花(おしろいばな)です。
仁淀川の土手に 珍しく 背高泡立草。 今黄色い花が満開です。 トンボも多かったです。
青い空に 白い雲 これに広大な海が加われば 問題無し !?
青い筋は 仁淀川大橋。前方の林の向こう側に 本流があります。