( みもざ(房アカシア)黄色い球形の花がビッシリ ! ようやく満開になりました。)
東日本大震災から10年。この間32兆円以上の復興対策が組まれた。災害の復旧は確かに進んできている。帰宅困難地域も
減少している。でも実際に帰宅出来た人々は浪江町 富岡町等一割台という。街の除染は進んでも山林は取り残され 徐々に
染み出している。溝に線量計を置くと 強い値を示すという。風評被害は未だ大きい。TVでは被害地で育てたソバが従来の
値段の1/10でしか売れず かつ人々の口には入らず家畜のえさに使われているという。これに汚染水放出となれば 更に
漁業への影響は大きい。
3月11日の新聞記事に 福島県双葉町のある農家(89才)の方の『 原発 もう要らないね 』という記事があった。
「 売って大きなカネをもらおう。」 荒れ放題の共同所有地を東電に売り 1971年に福島原発が完成。町の道路は広くなり
体育館や学校の建物は一新された。原発関連の仕事が増え 出稼ぎは無くなった。「 全部東電さんのお蔭 今も感謝している。」
ただ海抜35mにあった断崖は掘削され 海抜10mに建てられた原発は津波に呑み込まれた・・。
感謝と憎しみが交差する。地震と津波だけだったら未だこの地に住んでいた。6代にわたり受け継いできた自宅や農地には
黒いビニールの除染廃棄物が高く積み上げられている。「 断崖を半分残しておけば事故は起こらなかった・・? この国に
もう原発は要らないね・・。」 故郷・双葉町を追われ今は南相馬市に移住した89才のご夫婦の思いです。双葉町の解除区域の
居住者はこの一月末でゼロです。 もうこの惨禍を繰り返してはならない・・。
四国にも伊方原発(四国電力)があります。愛媛県佐田岬ですが 40年稼働して1号機 2号機は廃炉が決まっています。
3号機は安全基準から現在差し止め中です。以前は四国の電力消費量の約40%を供給していましたが 今はゼロです。福島
原発事故以来伊方原発は安全対策に1800億円をかけて来ました。石炭 石油発電のコストに較べ 原発はコストが安いと
いわれますが 果たしてこの莫大な安全対策 或いは2基の原発の廃炉費用(40年かかる)まで考えると 安い電力といえる
でしょうか ? 且つ昨年4件の事故がありました。制御棒が誤って引き抜かれたり 電源が切れ 冷却装置が停止したりして
稼働していません。福島原発も全電源喪失から原子炉を冷却出来ず 空焚きとなり 水素爆発を起こしました。同様の危険が
あったということです。高知も愛媛の隣県です。風向きによっては難民の危険があります・・。
伊方町は8800人の町ですが 町の財政の30%は原発交付金です。多くの公共施設が出来 ホテル 民宿も多く出来ました。
しかしこの街も高齢化が進み65才以上47% 人口も20年で約5000人減少しました。過疎が進んでいます。何時までも原発マネーに
頼ることが出来ず 観光や一次産業に活路を求めています。原発の安全神話は崩れ 四国でも原発事故の風化があり 関心が薄れて
きています。しかし一旦造った物を 例え発電しなくても維持しなくてはなりません。福島原発と同様の 「 想定外」は許されず
40年はかかる廃炉作業と3号機の維持に向け これからも緊張感を持ってやって行かなくてはなりません・・。
ハナズオウ。 特異な紅色です。1年ぶりの花 ヨーロッパではユダの木。
この花も待っていました。ムスカリー。香りがあるそうですが 地面すれすれに咲いているので・・。
ローズマリー。 小さい花の集まり。この花は香りがあります。 香料 薬用(消化促進)。
小さい頃からよく見る エンドウ豆。さやえんどうとも言いますね・・。
あじさいの葉も大きくなって来ました。 春を感じますね !
ふきのとうはすっかり背高になりました。ふくのとうとは蕗の花芽のことを言います。
紫鷺苔(むらさきさぎごけ)と言います。地面を這って伸び 結構な繁殖力です。
たちつぼすみれか ? 薄紫がきれいです。
ピンク色のこぶし。紅こぶしというかも知れません・・。
白色のこぶし。花びらの幅が狭い。 細長い花びらが10数枚。四手コブシ(しでこぶし)とも言います。
梅はもう終わった !?と思っていましたが 枝垂れ紅梅。
場所によって紫モクレンもまだ咲いています。
山羊さんとも久し振りの対面。
お城の堀に咲く 黄梅(おうばい)川面に映ってきれいです。