( SDGs(エスディジーズ)は企業の取り組みが盛んです。 国も企業も個人も・・です。)
今まで少なかったコロナ感染者が 2日続けて 15名となりました。 GWで旅行者が増えた結果かも 知れません・・。
皆さんはブータンの『 国民総幸福 』( GNH )をご存じですか? 国内総生産(GNP)と対比して語られる新しい目標
ですが この考え方がSDGs(エスディジーズ)に 強く影響を与えています。
2012年南米リオジャネイロで開催された『 リオ+20 』で SDGsの制定を目指すことが合意された。それ以前はMDG
(国連のミレニアム開発目標)があった。途上国の貧困や飲料水 食料 教育などに関する開発目標で これを継続し 全ての国を
対象とし より包括的な17の目標を定め 2015年から現在実行中なのが SDGs( 2030年への持続可能な開発目標 )です。
私も何度か触れてきましたが そのSDGsの合意の背景となった小国ブータンの国民総幸福についての考え方を紹介します。2011年秋
来日されたブータン国王夫妻を通じて 日本にも知られるようになったブータン独特の政治目標です。 国民総幸福度は ブータン国の
政治理念であり 現実の行政における政策統合の指針として生かされています。
ブータンは小国で中国とインドという大国の狭間にあります。チベット仏教が事実上の国教で 人口はわずか68万人です。面積は
スイスと同じで 日本の九州程です。北には7000m級のヒマラヤ山脈 一方南は標高200mの熱帯ジャングルです。現在は5代目の
国王ですが 国民総幸福を提案したのは 4代目の国王です。
若き国王が 国の姿について考え 多くの人々との対話を重ねてたどり着いたのは 幸福こそ国民が望むもの・・ということだった。
幸福は物質のみでは得られず 最低限の物質的豊かさに加え 家族や地域社会の絆、人と自然の和、国民が共有出来る歴史 文化で
あり これらをまとめ 国民総幸福( GNH )と表現した。そして幸福の実現という目標を現実の政治や行政の仕組みに反映する為
民主主義を基調とする 『 ブータン憲法 』 を発布した。
多くの人々はこの考えに賛成だと思いますが 実際は ほとんどの国が経済の量的拡大と成長の加速 すなわち国内総生産を上げる
ことを指標にしています。日本もそうです。コロナ禍の中で 中国がいち早くGNPを回復したとか 日本はGNPがマイナスになると
かが話題になります。確かに経済成長により 失業は減り 人々の収入は増え 国民は豊かになります。でもそれは1面で 貧富の差は
広まり 森林伐採や資源の奪い合い 紛争が起こり 地球の環境は汚染されていきます。
『 国民総幸福の考えと政策は 優しさ 平等 思いやりという基本的な価値観と経済的成長の架け橋になる。国内総生産より国民総
幸福がより重要だ。』 とブータン国王が述べました。具体的には1、持続可能な経済発展 2、環境保全 3、文化と伝統の維持・
振興 4、よい政治 という4つの柱を持っています。この考えは持続可能な循環型システム実現の土台となると思います。GNPは
国民を幸せにする為の手段であるに過ぎないとして 経済成長の速度を求めず 人の輪を大切にする成長の質を求めています。(続く)
酔仙翁(すいせんのう) 又今年もこの花に 出会いました・・。
ニッコウキスゲ。この花を見ると 高原のお花畑を思い出します。
長実雛罌粟(ながみひなげし)と言います。野原にも咲いて ポピュラーです。
ブルースター 又は 瑠璃唐綿(るりとうわた) ブラジル原産です。
雪の下。花びらの内 2枚だけ長い。 大文字草などと 姿が似ています。
どんどん増えて来た ドクダミ。 本当に一斉に咲き出しました !
紫陽花の1種。渦紫陽花(うずあじさい) 6月には 色々な紫陽花が見られます。
みやぎのはぎ 或いは マルバはぎ。 6月から10月頃まで咲きます。
もう枇杷(びわ)が黄色く 食べ頃に・・。
これは 花梨(カリン)の実です。
虫取撫子(むしとりなでしこ)も 満開になってきました。
これは サツキです、 つつじの花が終わって 6月は皐月のシーズン。さつきつつじ とも言います。
そういうと 百合(ゆり)も 6月の花。
街の喫茶店で見た ホタルブクロ。 そういうとホタルもこの花も 6月です。