(梅雨入りは未だしていませんが 雨が好きなアジサイが春野町の街道沿いに咲き揃っています。)
気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が今年4月初めに発表した気候変動の緩和策に関する最新の第6次報告書では、『 気温上昇を
産業革命前から1.5℃に抑えるには、2025年以前に温室効果ガスの排出を減少に転じさせ 2050年までに石炭使用を完全に廃止しなければ
ならない。石炭の使用をやめなければ、パリ協定に基づいた『 2050年までに「カーボンニュートラル」(脱炭素化)を達成する。という
公約を果たすことは不可能だ。』と言っています。
2025年までに 年々増え続ける二酸化炭素の排出を減少に転換させる・・、ということは残り二年半しか余裕が無い・・ということです。
現状はコロナ禍で世界の経済活動が停滞していますが 今後ポストコロナで産業が復興してきた時の資源量、更にロシアからの石油を禁止
するヨーロッパの政策が 原子力や石炭火力発電に戻る場合には 二酸化炭素の排出を減少させるのは難しいのでは・・と危惧されて
います。
SDGs( 持続可能な開発の為の2030目標 ) は世界共通の合言葉。世界の人々が より良い未来を作っていくための目標です。
今回のコロナ禍でわかったように。 世界はお互いつながりあって 生きています。一人一人が自分の暮らしの中で、何がよりよい未来に
つながるのか? 頭に思い浮かべる必要があります。
何しろ目標が17もあります。 それぞれ違う物さしがあり 正解は一つではありません。17の目標を大きく分ければ経済、 社会、 環境に
分かれます。さらに生産者、消費者。 或いは先進国 途上国の違いがあります。 17の目標は五つのキーワードで分けて考えることが
できます。一つは人間、一つは豊かさ、一つは地球、一つは平和、一つはパートナーシップです。
例えば人間は 全ての人が平等で健康な環境の下 生きて行くこと が目標です。 豊かさはすべての人が豊かで、充たされた生活が
できること。自然と調和した経済社会、技術の進歩を確保すること。 地球は今と未来のために持続可能な消費、生産、天然資源の持続
可能な管理や気候変動への対応など、地球環境を守ることです。 平和とは 恐怖と暴力が無い平和で公正な社会を育てること。
パートナーシップとはすべての人が持続可能な開発のための。 グローバルパートナーシップを通じて 協力し合うことです。
(参考 暮らしの中のSDGs(エスディジーズ))
近くに仁淀川が流れる春野町は農業が盛んな地域。きれいな運河?があり アジサイにも恵みの地。
春野町も例に洩れず 高齢化 人口減少で アジサイの世話をする人々も減っているらしい。
昔はもっと広範囲にアジサイが咲いていたようですが 素人の私には 結構きれいでした。
酸性土壌のアジサイは青く アルカリ土壌は赤く咲くと言われますが 同じ場所に赤、青の花 ?
どうやら 青からピンクに色変わりがする・・という話しも聞きます。別名七変化とも・・。
いずれにしても この赤いアジサイの色は鮮やかです。
ガクアジサイ。 一見花の様に見えるピンクの部分は 装飾花と呼ばれる。
ガクアジサイは日本古来のアジサイ。今ある様々な紫陽花(あじさい)の原種とか ?
これもガクが発達して 花のように見えます。ピンクの間に小さく見えるのが 本物の花。
これには装飾花が無い。
私のイメージする紫陽花の一つ。
元々紫陽花は日本原産 今や世界に広がって何千種 ? 大切にしたいですね。
文章との整合性をとることもあって 最後に世界の二酸化炭素排出量の推移。