(コスモスが急に咲き出しました。本当に秋の花の主役がヒガンバナからコスモスに 一挙に変わった感じがします。)
猛暑のことを書いていたら 急に涼しくなって来ました。タイミングが悪いですね・・。北海道では雪が降って 紅葉が無く
なった? そうです。そういうと以前住んでいた山梨富士五湖近辺は10月下旬から紅葉が始まっていました。京都などは
11月下旬から 本格的な紅葉シーズンです。こちら高知でも銀杏の黄葉は始まってますが 今年は紅葉はあるのかな~と
心配する声がありました。急に涼しくなってきたからです。 東京でも1週前は猛暑 今週は12月並の13℃・・?
この急激な変化は何でしょう ??
前回 人間活動が地球の気温を高めている・・と書きました。もう少し詳しく見ると ヨーロッパは10~14世紀が温暖期
14世紀半ばから19世紀半ばまで寒冷期でした。中世温暖化はグリーンランドへの入植が行われ(バイキング?)農業生産が
拡大した。しかし寒冷期は 飢饉が多く発生し 病気による死者も増加 グリーンランドの入植地は全滅したとか・・?
アイスランドも人口が半減 イギリスのテムズ河が凍結したことも・・。
日本でも江戸時代 隅田川が結氷 大規模な飢饉が度々発生 これも寒冷が原因とされています。
主な原因は太陽活動の不活発や 18世紀初めの富士山噴火による日射の遮蔽などが上げられます。この寒冷期は19世
紀半ばで終わり 地球は温暖化に向かいました。工業化が盛んになって 20世紀以降は明らかに気温が上昇しています。
本来地球にある気候の変動に加えて 人間活動が自然のサイクルにまで影響を及ぼしているからです。
過去の気候を知ることは 将来の気候変動を知る手がかりになります。昔は観測機器など無いので 樹木の年輪やサンゴ
地中深い氷などがデータとして利用されます。南極など地下何十mの氷の柱(氷床コア)を抜き取り そこにある気泡の
空気分析するのを見たことがあります。過去数十万年の寒暖の度合いや 二酸化炭素の濃度などを量るわけです。氷河期と氷河期の
間に 二酸化炭素が10倍位の濃度になっていた時代があるそうで 現在よりも数度高温の時代があったということです・・。
2050年迄にカーボンゼロを世界が目指していますが 二酸化炭素をこれ以上増やさないということです。二酸化炭素は温室
効果ガスと言われるように 地球の気温を高める役割をします。でももし大気に二酸化炭素が無ければ 地球の気温は-15℃
位に下がり とても人間は住むことが出来ません。ただ大気の中で二酸化炭素の濃度が高まりすぎることが危険で 化石燃料の
燃焼で大きく増えないように、森林伐採で二酸化炭素の吸収量が減ったり 海水温度の上昇で海水の二酸化炭素吸収力が弱まら
ないように 私たちが排出量を減らさなくては ならないのです。私たちが適温で地上に住みやすいように 二酸化炭素は気温
を暖める一方 二酸化炭素が丁度よい濃度に保つ為に 森林や海水が働いているのです。実に素晴らしい地球のシステムです。
ここは鏡川の土手。日頃は散歩やジョギングなどに多くの人が訪れます。 今日は写真が大型になっています・・。
たまたま花の写真を撮っている時に、その世話の係の人に出会いました。市の委託を受けてやっているボランティアの方です。
一見季節になって色々な花が咲くように見えますが 周りの雑草を抜いてやらないとコスモスは芽が出せず 消滅するとか ?
世話の方ももう 後期高齢者 ? 1日2回ほど 雨にも風にも負けず 雑草をとったり 刈り取ったりしているそうです。
この方は そうではなく散歩客です ? その日は25℃ 少し風がありましたが 絶好の秋日和。
道路の脇まで花が広がります。以前からコスモスは咲いていましたが 色々花の種類を増やしてきたそうです。
この日は 5~6mの風が吹き 写真を撮るのが大変 ! 花は一方向に傾いています・・。
茎は細いですが 長く延びていて倒れても又起き上がって 花を付けています。風にゆらぐイメージですが 意外に強いです。
種は自然に地面に落ち 翌年咲くそうです。 ただ周りの草が盛んになると芽を出さず 消滅するそうで 手入れが必要です。
今は土手から 中州の方に 花が広がっています。 自然の力はすごいですね。
河原に色々な小動物がいます。 鳥も サギ セキレイ ムク鳥 雀 野鳩 トビもいます。季節によって メジロも来ます。
中州には葦(あし)が多いです。 この辺りはまだ彼らの領域の用です。そこは鳥たちのねぐらになっています。
夕方四時以降にしか咲かない 白粉花(おしろいばな)が1時間早く咲いていました ! 光の弱さを感じて咲くようです ?
カタバミ三角 ? オキザリスの種類。 偽シャムロックとも。葉が3枚に分かれて クローバーに似ているので・・。