( 150万本のコスモス畑 越知町(おちちょう)の宮ノ前公園です。 )
地球には温暖な時代と寒冷化している時代がある。 実は 現在は氷河時代の中にある? この氷河時代は約260万年前に
始まったとされている。 ただ氷河期の間にも温暖な時と寒冷な時がある。大きな波の中に小さな波がある。12000年前から
太陽の放射量は7%増加し 気候は温暖化に向かいました。 6000年前の縄文時代は温暖化が進み 平均気温は現在より
2℃程高かった。 その後も太陽活動の盛衰と同期するように 気候の寒冷期と温暖期を繰り返しています。
そして現在 19世紀の前半から確実に暖かくなってきました。産業革命が始まる頃ですね。日本ではペリーの黒船が来港
して 国内が攘夷佐幕で戦いが起こり 明治維新を迎える頃です。このような繰り返しを前提に 現在の温暖化も自然の変化
であって 人為的ものでは無いという人々がいます。ここ200年近く急速に温暖化しているからと言って 今世紀末に
向かって 温暖化が進むとは言い切れない・・? という人もいます。
多くの科学者が指摘するように 自然環境の変化は長い期間をかけて 緩やかに変化します。現在 産業革命以来起こって
いる変化は急激で 二酸化炭素の増加と温暖化のカーブが一致しています。100倍ものスピードで 人類生き物生き物が受け
容れることが難しい程の温暖化です。何千万年もの期間をかけて蓄積した化石燃料を世界が一斉に燃やし始め 二酸化炭素を
出すだけで 吸収する手段を持っていません。 右肩上がりの気温の上昇を元へ戻すには 長い時間がかかり 自然の営みに
委せるしかありません・・。
現在の温暖化は自然の温暖化以上の人為的な温暖化であることは明らかで 二酸化炭素の排出がこのまま進むと更に温暖化が
加速し 100年先の人類の生活や命を保証することも難しい。 私たちの生活や生態系が維持出来なくなるということです。
大きな滝壺に加速的に進んでいく人類の船を 今ストップさせないと破滅的な被害を被るという予測です。知的な人類が欲に
おぼれて 環境破壊で自滅していくようでは 未来の地球史に『人類』をどう書けば 別の知的生命体に理解をしてもらえる
のでしょう・・??
2030年(もう8年少々ですが)が『未来への分岐点』です。今が私たちが持続可能な社会を維持出来るか 2050年に
97億とも言われる人口が 世紀末に生き残れるかどうかの瀬戸際になっています。現在の生活、経済を続けていけば
温暖化だけで無く 資源・エネルギー不足 プラスチックゴミの増加による海洋、陸上の汚染 AIなどテクノロジーの
危険なまでの発達 貧富の拡大 飢餓 内乱 戦争へと 悪いシナリオにつながります。2030年迄にカーボンゼロなど
持続可能な社会への転換が出来るか ? それは今の私達次第なのです・・?
高知市の西 列車で40分の佐川からバスで15分 越知町のコスモスを見に行きました。
列車は久し振り。 仁淀川を越え 牧野博士の故郷 佐川へ。
2ヘクタールの公園一杯に 150万本のコスモスが咲き乱れていました。
例年10月中旬に コスモス祭りがあります。( 昨年はコロナ禍で中止。)
ひとつ一つの花も 美しい。
朝 通過した仁淀川の上流です。くねくね曲がっています。先に見えるのは 沈下橋 ?
近くに 横倉山があります。牧野博士が植物採集に通った所。 自然の森博物館もあります。
魚眼レンズで 少しコスモスを膨らまして撮りました。桜の季節もいいみたい。
新しく出来た 『 かわの駅 』 キャンプも出来 喫茶 土産店など。 近くで川遊びも・・。
本文とすこしコラボする意味で IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の1000年間のデータ。