( 未だ月が空に残っている朝方 学生さんはコスモスの土手で待ち合わせ ? )
『炭素』は生き物の体を構成する大事な元素(C)です。私たちの体は60%が水ですが 炭素原子が20%を占めています。
身体の1/5が炭素で出来ているということです。 炭素は大気、海洋、動植物の間を循環しますが、この流れを炭素循環と
いいます。 炭素は循環に応じてその姿を変え 二酸化炭素(CO2)や有機物、化石燃料など様々な形態に変化します。
植物は大気中の『二酸化炭素』を吸収し、太陽エネルギーも取り入れて光合成を行っています。動植物は呼吸をして
二酸化炭素を排出します。動植物が死ぬと、体は微生物によって分解され、体を構成していた炭素は二酸化炭素になります。
一方で、動植物の死骸が 長い年月をかけて、石炭、石油などの『化石燃料』に変化し これらを燃料として燃やすことで、
又二酸化炭素が放出されます。ただ 全てが大気に残る訳ではなく、一部が海洋や植物などに取り込まれます。この流れで
炭素が循環しますが、現在の問題は人間が化石燃料を大量に燃焼させ 二酸化炭素の放出量を増やし、炭素の放出が増え
吸収力が減り バランスを崩していることです。
人間の活動(人為起源)により排出された二酸化炭素は、約30%が海洋に取り込まれ、更に30%が自然の森林などに蓄積され
残りの40%が大気中に残留します。大気中の二酸化炭素は数百年にわたって280 ppm程度でしたが、18世紀の後半の産業
革命以降は増え続け、現在は410 ppmまで上昇しています。温暖化をもたらすのは、この大気中に残った二酸化炭素です。
森林が破壊されたり 海が海水温を高め酸性化することで 二酸化炭素を吸収力する力を失い その分大気に残留する量が
増えます。
二酸化炭素(CO²)が増えると言いましたが 大気中のCO²は0.03%です。大気は窒素が78% 酸素が約21%です。
CO²の割合は実に僅かですが メタンガスなどと共に温室効果ガスと言われ 地球上の気温を上げる効果があるのです。
地球は太陽のエネルギーを受けていますが 同時に地表から太陽エネルギーを放射(反射)もしています。その放射
エネルギーを温室効果ガスが吸収して 大気内に留め大気を暑くするのです。割合としては僅かですが その影響は気温を
1~4℃上げてしまうかも知れません。 既に産業革命以降 1.1℃上げているわけですから・・。
IPCC(気候変動に関する政府間パネル)は人為起源の気候変動は 世界中の地域で 多くの気象・気候に関する極端現象に
影響を及ぼしていると述べています。気温が1℃上がると水蒸気の量が7%増え 雨量が増加し 豪雨の発生につながるので
す。異常気象とは数時間の大雨、 暴雨風や数ヶ月続く干ばつ 冷夏 暖冬などを言います。最近の異常気象は自然のサイクル
とは違い 人為起源が原因とされます。人間が起こしているなら 人間が止めることが出来る、温暖化を食い止めるための
取り組みが パリ協定、SDGs(エスディジーズ)など 世界レベルで行われているのです。
今年初めての金木犀(きんもくせい) 色や香りが少し弱いように思いました。
千日紅(せんにちこう) 千日も彩りが残る・・? と言う意味でしょうか ?
木槿(むくげ)もそろそろ季節の終わり。 八重で花に勢いがあります。
芙蓉(ふよう)も長い間 お疲れさま ?! 枯れふようも・・。
紫紺野牡丹(しこんのぼたん) 鮮やかな紫色に目が奪われますね・・。
ショウキズイセン(鍾馗水仙) 黄色い彼岸花 ? 同じヒガンバナ系ですが・・。
百日草(ひゃくにちそう) 確かに夏から長く咲いています。
本来 夏の花のナデシコですが 未だ咲いてくれていたので 載せました・・。
コキアも大分紅くなりました。
ススキも相当広がりを見せてきました。
写真では緑っぽいですが 人間の目では 結構黄色くなってきています・・。
秋と言えば稲刈りですが もう高知では遅いですね・・。 晩生(おくて)というのでしょうか ?
まだまだ コスモスの在庫があります・・? 鏡川の土手。
我が家の夢宇(むう) リンゴの匂いを嗅いで 飛び上がってきました。