( 知恩院 浄土宗総本山 私の遺族の菩提寺でもあります。 聳えるような 三門。)
今三重県で伊勢エビが激減、値段が倍になっているという。一方500kmも北の福島県で伊勢エビが取れるようになった。
何故? 三重では海水温が上昇して海藻類が死滅 海の砂漠化が進み磯焼けが起こっている。伊勢エビは20℃程度の
海水温を好むのと繁殖に必要な海藻が減ったことが原因らしい。今迄北限だった千葉県から更に北の福島県で10年程前
から 伊勢エビが取れ始め 年々量が増えている。海水温が上がって生息域が北上した。一方福島ではサンマの漁獲量が
大きく落ちこんでいるので 伊勢エビは救世主と言える存在だ。更に岩手県でも伊勢エビが獲れたとのこと。でもサケの
漁獲量は減っているとか・・。更にイカ フグ コンブ ワカメなども減少している地域が多い。 今 海の生態系が
大きく変わってきている・・。
陸地でも気温が上がっている。11月末でも 20℃を超える地域が続出 高知のグランドゴルフの仲間も昨日は暑かった
と言っています。気候が変わると これまで作っていた野菜や果物が育たなくなる。今は未だ程度の問題ですが 生活に
響くようでは困ったことになります。温暖化の原因が人間にあることが分かってきています。人が招いた温暖化によって
海や陸の生態系が変化 人間の暮らしに降りかかってきています。
人間が起こした温暖化であれば 人間が解決出来る筈ですが 環境を悪くしてきた大人が 今の社会に慣れてしまって
深刻だという危機感が足りない。古い価値観で今迄の生活を変えたくない大人も多い。一部で環境を良くする努力が
行われている(SDGs 持続可能な開発の為の2030目標など )がまだまだ本気度が足りない。 行動には
エネルギーがいる。若い人々の方が行動力もあり アイデアも豊かだ。現状を正しく知る力もある。期待は若者に!
この50年で世界の平均気温は0.9℃上がっている。地域によってはもっと上がっている。僅か1℃などと軽く考えては
いけない。気温上昇で大雨が降りやすくなる地域と逆に雨が降らなくなる地域がある。北極圏の氷が溶け 各地の海面
水位が上がる。日本でも四季が失われてくる。私たちの生活や健康にも影響が出て来る。異常気象が頻繁に起こり
気候危機とも言われる。
この夏の熱波は世界でスゴかった。日本でも『 救急車の夏 』だった。多くの熱中症患者が出た。世界で水不足が生じ
河川が干上がり 干ばつが起こった。食料不足は多くの人々の生命を危うくしている。日本でも物価がどんどん上がった。
その数倍も上がっている国もあり 金で買えない地域も出ている。ウクライナ戦争の影響もある。食糧安全保障という言葉
が盛んに言われる。元々食料自給率が少ない日本 食料供給国であるロシアとウクライナの戦争で 値段が上がり 量が
確保出来なく なりつつある。
三門を背に 参道を見る。京都市内が見える。モミジ イチョウ サクラなどが紅葉・黄葉している。
御影堂への石段 これを一気に登れたら まだまだ元気 !
こちらの紅葉も今が見頃。 午前中はまだ天気が良かったので 早めに来ました。
白壁を背景にした紅葉・黄葉もまたいいです・・。
十月サクラ もう十一月も下旬ながら 小さなハナが 一杯咲いていました。
ケヤキかサクラか 今になっては分かりませんが・・・。
下りは 回り道をして円山公園の方へ出ました。
大屋根をバックに 赤やダイダイの樹木が冴えます。
知恩院の北門に向かう石段。
北門から東大路への道。 こちらは観光客も少ない。