( 高台寺の参道です。昔70年も前 この石段を何度も歩きました・・。 懐かしい・・)
ベストセラーの 『 80歳の壁 』 という本を読んでます。私は今79歳、来年はその80歳に突入します。
昔から五木寛之さんのファンで 林住期の後 遊行期があることは充分意識していました。遊行期とは社会的しがらみ
から身を引き 自分の思いに忠実に生きる時期ということで インドでは 逝き先を求めて死出の旅に出る時期です。
寿命が延びたこともありますが 80歳辺りから人生最後のコーナーを周り 直線コースに入る時期なのかも知れませ
ん・・。
著者の和田秀樹さんによると 健康寿命を超えると 誰かのお世話になる(介護)時期があります。最近はフレイルと
呼んで 色々体の不調を感じる時でもあります。一方80歳を過ぎて 介助もなく自立して 余生を満足して過ごされて
いる方も多いです。でもいつかは人間は死ぬのです。男では82歳が平均寿命です。もう間近に迫っています。である
なら幸せな晩年を選びたいと誰もが思います。 それには間近に迫った80歳の壁を勇んで超えなくてはなりません。
その心得を教えてくれる本だと思います・・。
先生は高齢者を『 幸齢者 』 と呼んでいます。明るく希望の持てる呼び方です。80歳の壁を超えた高齢者を敬意を
込めて 幸齢者 と呼ぼうと提案されています。 年をとっても 幸せな時を生きることが出来る・・ということです。
一方基礎疾患のある人々も多いでしょう。コロナ第七波以降死者が増えています。高齢と基礎疾患が絡んでいます。
フレイル(虚弱状態)の人々を含めて 幸いな人生の仕上げをしていこうという趣旨が 幸齢者 という言葉ににじんで
います。
和田さんはお医者さんです。80歳を過ぎたら 我慢しないというのが先生の考えです。 問題だらけの社会で 高齢者に
厳しい嫌老社会もやって来るかも・・? 今や百歳時代、70歳位で亡くなると早いと言われます。長生きが当たり前!?
という呪縛もあります。世の中 温暖化問題、人口問題 年金問題を含め 多くの問題があります。皆さんも老後は決して
バラ色ではないと思っておられるかも知れません。同時に人間誰もが オンリーワンです。自分の人生 自分の生き方で
幸齢者人生を 楽しみたいですね。 ( 続く )
成人してからは 余り機会は無かったですが 昔はよく遊んだな~という思い出が残っています。
高台寺は北の政所(ねねさん)の墓所です。建物は開山堂。
高台寺方丈の庭園です。1606年秀吉の菩提を弔うために 建てられました。
紅葉も今が盛り ! 少し曇っていたのは 残念ですが ゆっくり楽しめました。
高知の藩主の妻 千代さんも夫の死後 京都で晩年を送りました。ねねさんとも会っていたことでしょう。
臥竜池の側 どうだんつつじの紅葉です。
地面に落ちたモミジの葉も 直ぐには枯れず 秋の見所を残してくれていました。
3年ぶりに行った京都 時期がよかったのか 紅葉の素晴らしさを 堪能出来ました。
淸水(きよみず)へつながる 3年坂(産寧坂)。やはり人手は多い。
外国の人には 着物を着るのは 楽しみの一つです。
番外 ! 雲の中でも 満月はハッキリ ! 右下の火星は小さくて 点しか感じられない・・。