島の医者になって、た頃もあった

70代男の日記風ブログです。新連載「京都へ、京都から」も始めました。

奈留島百人一首86

2014-03-03 | 奈留島百人一首
 
 86. 嘆けとて 月やは物を 思はする
           かこち顔なる わが涙かな

                               西行法師(1118~1190)
 「嘆き悲しめ!と月がそう言って私に恋の物思いをさせるのだろうか?いや、そうではない、月のせいでないのに月のせいであるかのように、私の涙はこぼれます。」
 有名な「願はくは 花の下にて 春死なむ その如月の 望月のころ」は解り易い歌ですが、他の西行の歌は、私にはもひとつ意味をしっかり理解できない歌が多いです。
 この歌もなんかもひとつしっくり意味を理解できていません。
 
 86. 嘆けとて 3月は別れの 思ひする
           かわいいい顔に みな涙かな

                    嘆けとて・月・は・思・する・か・顔・涙かな 20字 同じ
 3月になると、奈留高校卒業生のほぼ100%は島を出て行きます。
他にも教職員や警察官の転勤など、3月は別れの季節です。
島で別れと言えば、やはり港での見送り、特に昼の九商フェリーは唯一奈留島から長崎本土に行ける直行便なのです。(ややこしくも太古も本土に行ける直行便ですが)
 
 高校3年生を見送る3月末の休日は、吹奏楽も港に繰り出して、別れの一大セレモニーですし、もちろんここで演奏されるのはユーミンの「瞳を閉じて」。
 テープの別れは何故か最近は禁止されました、こんなぐらいの紙テープによる汚染はかまわないと思うんですが、何でもかんでも極端に走りすぎの世の中、悪いこと・不衛生なこと・汚いこと・不健康なことにも、少しは目をつぶることも必要だと思います。

   返事
花水木さん:良い写真を撮りたいのですが、私のパソコンは古いので、
    キミマロズームでさえ画素数を落として撮っているぐらいです。
     そろそろパソコン買い換えたいです。
大雪男さん:性能の悪い私の物も、使い道はひとつに絞られてきましたが、
     そのひとつさえも思うようになりません。
コメント (3)
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