Il film del sogno

現実逃避の夢日記

子ぎつねヘレン/ヒストリー・オブ・バイオレンス

2006-04-02 03:10:00 | 日記
4/1(土)晴れ時々曇り
早朝起床。花見の散歩。
満開の桜は気持ちを弛緩させる。
花びらの舞うさまを飽かずに眺める。

正午、ユナイッテッド・シネマとしまえんで映画鑑賞のはしご。
演目は【子ぎつねヘレン】と【ヒストリー・オブ・バイオレンス】
この脈絡のなさ。
そこそこ込んでいるなぁと思っていたら、映画サービスデーなのですね。

子狐物語・・・
動物とこども。そのうえ障害。
松竹さん、これは反則技のオンパレードでっせ。
あまりにあざとすぎて涙も出なかった。
子連れのグループ多し。

カナダ出身の鬼才、デヴィッド・クローネンバーグ監督の新作のほうはR15のレーティングあり。
西部劇やらノワールでありがちな古典的なテーマの物語。
原作はコミックだそうな。さもありなん。
二度ある濡れ場や、暴力シーンに監督の真骨頂を感じる。
主演のヴィゴ・モーテンセンは、このような陰のあるやらせると秀逸だな。
ウイリアム・ハートやエド・ハリスは流石に渋い。
クローネンバーグも若干おとなしくなったかな、という印象。
ラストの余韻よし。
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ブロークバック・マウンテン

2006-04-02 02:34:00 | 日記
3/31(金)晴れ
寒が戻って肌寒し。
自宅そばの桜がほぼ満開。
川沿いの並木をくぐって駅まで花見。
街も期末の気配か、心持ち道行く人もせわしない。

夕刻、近所のシネコンで【ブロークバック・マウンテン】鑑賞。
昨日、日比谷で観ようとしたが満席で入れなかったのだが、ワーナーマイカルシネマズ板橋18:45~の回は観客8名。
うち中年男性のカップル二組。う~ん。

いわずもがな【クラッシュ】とオスカーを二分した話題作ですが、あちらは人種差別、こちらは同性愛、と、まぁ社会的なマイノリティを描いている。
舞台となったワイオミングのスケールには度肝を抜かれる。
雄大な大自然と放牧の迫力だけでも一見の価値がある。
あの環境で、苛酷な労働に従事していれば、人肌恋しくなる。
おとこ二人がめでたく結ばれるまでには、細かな演出あり、まぁ納得いきました。
これに感情移入できないと当然辛い。

主演ふたりの演技は圧巻で、アカデミー賞ダブルノミネートもむべなるかな。
ヒース・レジャーの無骨な演技は、特筆したい。
【遠い空の向うに】や【ドニー・ダーコ】で高校生を演じたジェイク・ギレンホールも立派に成長しましたな。
それとアン・ハサウェイ。
お嬢さんものでデビューしたのがついこの間と思っていたが、堂々たる女優になっていた。
監督アン・リーは役者の使い方が上手い。
20年にわたる主人公と家族の環境の変化、それぞれの愛憎を丁寧に描かれていた。

人を恋する気持ちに男女老若の区分なし。
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