Il film del sogno

現実逃避の夢日記

リバティーン

2006-04-09 22:38:00 | 日記
4/9(日)晴れ
風も収まり散歩日和の春爛漫。
川沿いを登って、辛うじて残る桜を眺める。

ユナイッテッド・シネマとしまえんにて【リバティーン】を鑑賞。
訳せば放蕩者。主演男優見たさか、場内若年層中心にほぼ満席。

17世紀、王政復古のイギリス。
実在の貴族(詩人)ジョン・ウィルモットことロチェスター伯爵の物語。
その放埓な生涯を演じるのはジョニー・デップ。
浮気相手の舞台女優にサマンサ・モートン。
両贔屓役者の作品は、ほぼリアルタイムで全編観ている。
両者初競演。これにジョン・マルコビッチが加わり、贅沢な布陣。
衣装・小道具は無論のこと、自然光で撮った往時を再現したセットが素晴らしい。
印象的な旋律のメインテーマはマイケル・ナイマンのスコア。
娯楽作品ではないので、ヒットはしないだろうが、上記キャストやスタッフのファンは必見の一本。


アメリカ脚本家組合なる組織が、4月7日、歴代の映画脚本ベスト101を選出したそうな。
組合員が選んだ1400本以上の中から、さらに投票して決定したらしい。
個人的な好みもあろうが、一応脚本のプロが選んだわけだから、結果は気になる。
上位20本のタイトルは以下の通り。

1.カサブランカ
2.ゴッドファーザー
3.チャイナタウン
4.市民ケーン
5.イヴの総て
6.アニー・ホール
7.サンセット大通り
8.ネットワーク
9.お熱いのがお好き
10.ゴッドファーザーPARTⅡ
11.明日に向って撃て!
12.博士の異常な愛情
13.卒業
14.アラビアのロレンス
15.アパートの鍵貸します
16.パルプ・フィクション
17.トッツィー
18.波止場
19.アラバマ物語
20.素晴らしき哉、人生!

さすがに名作の数珠繋ぎ。
1994年のパルプ・フィクションが、最も新しい。
やはり古典は強し。
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タイフーン TYPHOON

2006-04-09 18:11:00 | 日記
4/8(土)曇り一時雨
正午、新横浜のファミレスでお茶を飲んでいると激しい雨。
隣のコンビニで傘を買って出てみると、すっかり上がっていた。
1050円也の出費。
午後、退屈な集会に参加。
睡魔と闘う。

夕刻、渋谷TOEIにて【タイフーン】鑑賞。
公開初日。3割程度の入り。
チャン・ドンゴン・ファンは美人が多いね。
南北朝鮮分裂を背景に展開される、スペクタクル超大作。
昨今、韓国映画のアクションや特殊効果はまったく侮れない。
ストーリーは、まぁ大河でありますゆえ、愛国心、姉弟愛、そして敵味方の友情…とウエットなシーンがてんこ盛りですが、それはそれでしょうがない。
監督は【友よ チング】のクァク・キョンテク。 
150億ウォンという韓国映画史上最高の製作費をかけ、大規模な海洋アクション、ロシア・中国を模した海外ロケも敢行。
素材を詰め込み過ぎた感もあるが、荒削りな演出や編集とあいまって、役者の熱演は好感持てる。
亡命、引き裂かれた姉弟、国際陰謀・・・。
陰惨な現実はあろうが、映画のテーマとしては食指が動くのでありましょう。

帰路の山手線でミドルティーンの少女が一心不乱に化粧していた。
日本は平和である。
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