Il film del sogno

現実逃避の夢日記

大宮の夜は怪しく更けて・・・

2006-04-13 00:57:00 | 日記
4/12(水)雨のち曇り
6時起床。朝風呂に入る。爽快なり。
午前は退屈な打ち合わせ。
午後は大宮で会合。
酌婦となる。憮然。
2次会のクラブでカラオケを熱唱。
デュエットなども致し奉る。
あとはひたすら猥談。
人はどこまで自身の性体験を赤裸々に告白できるものなのでありましょうか。
自称不感症のホステスと、これも自称盛りを過ぎた壮年紳士の噛み合わない会話が面白い。
傍で聞いている分には。
この手のお店に行きたがる殿方の気持ちを忖度できないわたくし。
終電に滑り込み帰宅。
あしたも宴席の予定あり。ああ憂鬱。
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ツキがある時は裏ドラものる

2006-04-12 00:00:00 | 日記
4/11(火)曇り後雨
春に三日の天気なし。
冷たき雨ぞ降る。
夥しき人と会う。

頭痛がする。偏頭痛である。
目の疲れからか肩こりか。
虫歯も考えられる。
ひょっとして季節はずれの風邪かいな。

夕刻より先週に続き、麻雀などいたす。
無欲の勝利か、半荘3回ともトップを獲る。

『メンピン一発ツモドラドラ・・・あっハネましたね。親ですから6千オールです』

珍しく日付が変わる前に帰宅。
サクッと寝ることにする。
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プロデューサーズ

2006-04-11 01:24:00 | 日記
4/10(月)曇り一時雨
寝不足の週明け。
つまらぬ寄り合いあり。

憂さ晴らしに有楽町マリオン・日劇で【プロデューサーズ】鑑賞。
公開1週目。3割程度の入り。
トニー賞12部門(史上最多)受賞を誇るブロードウェイ・ミュージカルの完全映画化。(ただし、オリジナルは60年代後半に製作されたメル・ブルック監督の映画)
ミュージカルをプロデュースするビアリストックと会計士のブルーム。
大コケしたほうが儲かるという逆転の発想。
史上最低の脚本、俳優と怪しき演出家を揃え準備は万全。
さて初日。
古典ミュージカル映画のパロディを随所に織り込んだ構成ではあるが、如何せん品がない。
言葉の壁もあり、毒もきつく爆笑とまでは行かなかった。
確かにディテールにもお金をかけており、コントの連続だと思えばそれなりに楽しめる。
もう少し刈り込んでも良かったか。
内容は荒唐無稽なお馬鹿映画であるが、ダンスシーンなどは脇役も含めて、さすがミュージカルの本場。
大画面、大音響で観るべき一本。
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リバティーン

2006-04-09 22:38:00 | 日記
4/9(日)晴れ
風も収まり散歩日和の春爛漫。
川沿いを登って、辛うじて残る桜を眺める。

ユナイッテッド・シネマとしまえんにて【リバティーン】を鑑賞。
訳せば放蕩者。主演男優見たさか、場内若年層中心にほぼ満席。

17世紀、王政復古のイギリス。
実在の貴族(詩人)ジョン・ウィルモットことロチェスター伯爵の物語。
その放埓な生涯を演じるのはジョニー・デップ。
浮気相手の舞台女優にサマンサ・モートン。
両贔屓役者の作品は、ほぼリアルタイムで全編観ている。
両者初競演。これにジョン・マルコビッチが加わり、贅沢な布陣。
衣装・小道具は無論のこと、自然光で撮った往時を再現したセットが素晴らしい。
印象的な旋律のメインテーマはマイケル・ナイマンのスコア。
娯楽作品ではないので、ヒットはしないだろうが、上記キャストやスタッフのファンは必見の一本。


アメリカ脚本家組合なる組織が、4月7日、歴代の映画脚本ベスト101を選出したそうな。
組合員が選んだ1400本以上の中から、さらに投票して決定したらしい。
個人的な好みもあろうが、一応脚本のプロが選んだわけだから、結果は気になる。
上位20本のタイトルは以下の通り。

1.カサブランカ
2.ゴッドファーザー
3.チャイナタウン
4.市民ケーン
5.イヴの総て
6.アニー・ホール
7.サンセット大通り
8.ネットワーク
9.お熱いのがお好き
10.ゴッドファーザーPARTⅡ
11.明日に向って撃て!
12.博士の異常な愛情
13.卒業
14.アラビアのロレンス
15.アパートの鍵貸します
16.パルプ・フィクション
17.トッツィー
18.波止場
19.アラバマ物語
20.素晴らしき哉、人生!

さすがに名作の数珠繋ぎ。
1994年のパルプ・フィクションが、最も新しい。
やはり古典は強し。
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タイフーン TYPHOON

2006-04-09 18:11:00 | 日記
4/8(土)曇り一時雨
正午、新横浜のファミレスでお茶を飲んでいると激しい雨。
隣のコンビニで傘を買って出てみると、すっかり上がっていた。
1050円也の出費。
午後、退屈な集会に参加。
睡魔と闘う。

夕刻、渋谷TOEIにて【タイフーン】鑑賞。
公開初日。3割程度の入り。
チャン・ドンゴン・ファンは美人が多いね。
南北朝鮮分裂を背景に展開される、スペクタクル超大作。
昨今、韓国映画のアクションや特殊効果はまったく侮れない。
ストーリーは、まぁ大河でありますゆえ、愛国心、姉弟愛、そして敵味方の友情…とウエットなシーンがてんこ盛りですが、それはそれでしょうがない。
監督は【友よ チング】のクァク・キョンテク。 
150億ウォンという韓国映画史上最高の製作費をかけ、大規模な海洋アクション、ロシア・中国を模した海外ロケも敢行。
素材を詰め込み過ぎた感もあるが、荒削りな演出や編集とあいまって、役者の熱演は好感持てる。
亡命、引き裂かれた姉弟、国際陰謀・・・。
陰惨な現実はあろうが、映画のテーマとしては食指が動くのでありましょう。

帰路の山手線でミドルティーンの少女が一心不乱に化粧していた。
日本は平和である。
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重力ピエロ

2006-04-07 23:56:00 | 日記
4/7(金)曇り
朝夕肌寒い。
早朝より西東京へ。
遅咲きの桜が美しい。
某大手企業の食堂でランチ。

伊坂幸太郎の【重力ピエロ】を読了。
著者の作品群の中では最良作の一編だと思う。
緩やかな展開、全編を覆うユーモア、前向きで魅力的なキャラたち。
ミステリー仕立てではあるが、重いテーマを軽妙に描写し、着地点も悪くない。
かんしんかんしん。
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勝って奢らず 負けて腐らず

2006-04-07 00:24:00 | 日記
4/6(木)晴れ
心地よき気候。
久々にラッシュ時の山手線に乗る。
アウシュビッツ行きの列車もかくやの立錐の余地なき混雑。
早朝、高田馬場のカフェでガラス越しの人並みをボォーと眺める。学生多し、そう新学期が始まったのだな。
午後は退屈な会合。

夕刻、気心の知れた友人たちと雀の囀り。
グリーンの卓上で死闘を演じる。
半荘2回の短期決戦。
やや凹んで迎えた最終南4局、タン・ピン・ツモ・イーペーコー・ドラドラ、親のハネマンをあがり逃げ切る。
浜松町の雀荘は我々のみの貸切り状態。

『勝たんと打つべからず。負けじと打つべきなり。いづれの手か疾く負けぬべきと案じて、その手を使はずして、一目なりともおそく負くべき手につくべし』
吉田兼好も「徒然草」で書いている。
う~ん、至言なり。

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鯨飲鯨食

2006-04-06 02:36:00 | 日記
4/5(水)曇り後雨後曇り
早朝よりさいたまへ。
訪ねた先の中年紳士のゴルフ談義に付き合わされる。
ドライバーを変えたら飛距離が30ヤードアップ。体力より道具だそうな。
上野に登り、会合参加。
主催者の苦しい言い訳を聞く。

夕刻より義兄と鯨料理屋にて懇親。
『生ビールと・・・マッコウクジラ下さい』
うら若き仲居さんをからかっちゃいけない。
学校給食で散々食わされた【竜田揚げ】を注文。
出てきたのは、切手大のサイズ5切れ。
かつては安価な蛋白源であった食材も、いまでは高級素材。
独特のスジっぽい食感と臭み。
わらじのような南蛮漬けステーキなんてのもあったな。
昭和は遠くになりにけり。
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ファイヤーウォール

2006-04-05 04:34:00 | 日記
4/4(火)晴れ
都内某インテリジェントビルで終日打ち合わせ。夥しき人々と会い混乱。

ルーブル丸の内にて【ファイヤーウォール】鑑賞。
単身者多し、2割程度の入り。
しかし、いつからルーブルはサロンパスがオーナーになったのか?

数年前に始めてファイアーウォールなる単語を聞いて、何じゃそりゃ、ってなことを思ったのを良く憶えている。
いまも昔もわたくしは機械音痴であります。
この世のすべてがデータ化され、オンラインで繋がっているのは良くわかる。
コンビニで預金が引き出せたり便利になりました。
新聞の三面には連日、個人情報等の漏洩にまつわる記事が踊る。
本作は、重要性を増す、セキュリティ・システムを題材にした社会派サスペンス。
久々の主演作となるハリソン・フォードが、家族と銀行を守るため犯罪者たちと頭脳戦を繰り広げるシステム開発者を熱演していた。
大スターも還暦過ぎて、少し無理な設定もあったが、そこそこ普通に面白かった。

デジタルツールを駆使した犯罪に対し、アナログ(肉体)が有効であることの皮肉。

ああ高度情報化社会よ、どこまで行く?
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逆境ナイン/恋は五・七・五!

2006-04-04 01:29:00 | 日記
4/3(月)晴れ
抜けるような青空。但し強風。
桜の花びら舞う。
心持ち電車が混んでいるように感じる。

わがシアター、池袋・新文芸坐は4月1日より【気になる日本映画達〈アイツラ〉2005】と題して2週間(14日間)日替わり2本立てで昨年公開の佳作邦画を再上映している。
春季恒例で全28本。うちわたくしが未見の作品は6タイトル。
公開時に見逃したこの6本を、首尾よく鑑賞できるか?

本日は【逆境ナイン】と【恋は五・七・五!】を鑑賞。

逆境~は、島本和彦の爆笑コミックの映画化。原作は未読であるが、雰囲気は判る。熱いおバカものなのでありましょう。
オーバーアクションの登場人物やモノリスが落下してきたりと、ギャグの振幅が凄い。
主人公の不屈闘志に扮した玉山鉄ニの、それこそマンガのような表情には笑った。
堀北真希ちゃんも弾けてましたな。
お仕事とはいえ頭が下がります。
平常心なら憮然とする作風であるが、大いに笑えた。
わたくし、疲れているのかしら。

~五・七・五!は、【しこふんじゃった】や【スイングガール】と同系譜の学園コメディ。
高校生と俳句というミスマッチが良い。
これもキャラが弾けて笑えた。
監督・荻上直子の長編2作目。
最新作【かもめ食堂】には感心したが、本作は青春物お約束通りの展開とラスト。
これは、関めぐみ他、若手俳優の鮮度が光る。

銀幕の 荒唐無稽に 呵呵大笑
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SPIRIT

2006-04-03 00:38:00 | 日記
1/2(日)曇りのち雨
午前中花見。午後、池袋で買い物。
夕刻より時折激しい雨となる。
桜の花びらが濡れ落ちる。儚きかな。

池袋東急で【SPIRIT】鑑賞。
14:00~の回、弱年のアベック、グループ中心に4割の入り。

ジェット・リー(連杰)は42歳になるという。
これを最後のカンフー映画するとのこと。
そんな彼の気合の入ったオーソドックスな武道映画。
主人公・霍元甲は実在の人物とか。
高慢な前半、僻地で田畑を耕す中盤、成長して決戦に臨む後半。
風のように舞い闘う。
その優雅な身のこなしに、辮髪姿が良く似合う。

日本代表、中村獅童は儲け役。
堂々たる武士道精神。
ただしアクションシーンは、当然吹き替えだな。

「武術とは暴力ではない。復讐はなんの解決も得られない」
これは現代にも通じる金言でありましょう。
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子ぎつねヘレン/ヒストリー・オブ・バイオレンス

2006-04-02 03:10:00 | 日記
4/1(土)晴れ時々曇り
早朝起床。花見の散歩。
満開の桜は気持ちを弛緩させる。
花びらの舞うさまを飽かずに眺める。

正午、ユナイッテッド・シネマとしまえんで映画鑑賞のはしご。
演目は【子ぎつねヘレン】と【ヒストリー・オブ・バイオレンス】
この脈絡のなさ。
そこそこ込んでいるなぁと思っていたら、映画サービスデーなのですね。

子狐物語・・・
動物とこども。そのうえ障害。
松竹さん、これは反則技のオンパレードでっせ。
あまりにあざとすぎて涙も出なかった。
子連れのグループ多し。

カナダ出身の鬼才、デヴィッド・クローネンバーグ監督の新作のほうはR15のレーティングあり。
西部劇やらノワールでありがちな古典的なテーマの物語。
原作はコミックだそうな。さもありなん。
二度ある濡れ場や、暴力シーンに監督の真骨頂を感じる。
主演のヴィゴ・モーテンセンは、このような陰のあるやらせると秀逸だな。
ウイリアム・ハートやエド・ハリスは流石に渋い。
クローネンバーグも若干おとなしくなったかな、という印象。
ラストの余韻よし。
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ブロークバック・マウンテン

2006-04-02 02:34:00 | 日記
3/31(金)晴れ
寒が戻って肌寒し。
自宅そばの桜がほぼ満開。
川沿いの並木をくぐって駅まで花見。
街も期末の気配か、心持ち道行く人もせわしない。

夕刻、近所のシネコンで【ブロークバック・マウンテン】鑑賞。
昨日、日比谷で観ようとしたが満席で入れなかったのだが、ワーナーマイカルシネマズ板橋18:45~の回は観客8名。
うち中年男性のカップル二組。う~ん。

いわずもがな【クラッシュ】とオスカーを二分した話題作ですが、あちらは人種差別、こちらは同性愛、と、まぁ社会的なマイノリティを描いている。
舞台となったワイオミングのスケールには度肝を抜かれる。
雄大な大自然と放牧の迫力だけでも一見の価値がある。
あの環境で、苛酷な労働に従事していれば、人肌恋しくなる。
おとこ二人がめでたく結ばれるまでには、細かな演出あり、まぁ納得いきました。
これに感情移入できないと当然辛い。

主演ふたりの演技は圧巻で、アカデミー賞ダブルノミネートもむべなるかな。
ヒース・レジャーの無骨な演技は、特筆したい。
【遠い空の向うに】や【ドニー・ダーコ】で高校生を演じたジェイク・ギレンホールも立派に成長しましたな。
それとアン・ハサウェイ。
お嬢さんものでデビューしたのがついこの間と思っていたが、堂々たる女優になっていた。
監督アン・リーは役者の使い方が上手い。
20年にわたる主人公と家族の環境の変化、それぞれの愛憎を丁寧に描かれていた。

人を恋する気持ちに男女老若の区分なし。
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