ぴょんぴょん跳ねてその喜びを表現してくれるころっけ。
そんな彼女が音無の構えの時がある。
そう、悪さをした時である。
ゴミ箱をひっくり返したり、生米を食い荒らしたり。
そんな時は、部屋の片隅から私を見上げている。
「もうしません。ごめんなさい」。
全身で反省と恭順の意を示すころっけである。
「私が悪かったのです。でも、どうしても我慢が出来なくて…」
そんな顔に見える。
怖い声を出す私にびびりながら、尻尾を丸めてやってくるのだ。
そして、相手にしてもらえないことがわかると、
しょんぼりと普段は入ることのないケージの中に。
とにかく全身で、その反省ぶりを表現するのである。
この辺でもう私は「ぷぷぷ。」状態。
「まだ怒ってる?」と私を見上げるころっけ。
そのアホな顔に、ついつい笑ってしまう、甘ーい私なのであった。