「賢者の贈り物」といえば、O・ヘンリー。
昔、原語で読まされた人も多いことでしょう。
こんな話だったよね。
貧しい夫妻が相手にクリスマスプレゼントを買うお金を工面しようとする。
妻のデラは、夫のジムが祖父と父から受け継いで大切にしている金の懐中時計を吊るす鎖を買うために、自慢の髪を切って売ってしまう。
一方、夫のジムはデラが欲しがっていた鼈甲の櫛を買うために、自慢の時計を質に入れていた。
物語の結末で、この一見愚かな行き違いは、しかし、最も賢明な行為であったと結ばれている。
わが家で贈り物をするといえば、そりゃ私。
まあ、自分自身への贈り物が多いのが玉に瑕ですが、
今年最後の贈り物といえば、コレ!
いやあ、また買っちゃった。
しかも、なくてもまったく困らないもの。
すでにビョーキの領域ですなあ。
ええっと、レーサーシューズだす。
ビンディングペダル対応ですね。
「お前さん、何になるおつもりだい?」
そんな心の声も聞こえてきますが、あえて黙殺。
「ペダルは高いのがいい」
「コルナゴなんだから、シューズもイタリアじゃない?」
サイクルフォーラムの社長のお言葉に、
ただただ身を委ねる私である。
何やらペダルを取り付けていただき、
社長の指導で脱着の練習。
ペダルとシューズを固定するわけで、
脱げないとコテンとひっくり返っちゃう。
この惨事を「立ちゴケ」とゆーらしく、
私は怖くて昨夜も眠れませんでした(笑)
いやあ、しかし、こうやってあらためて見ると、
なんか凄いね、この靴。
俺、一ヶ月前までは、自転車なんか全く興味なかったのになあ。
「ポルシェ買いたい」って喚いてた人なのに…
それがこのシューズですよ。
で、こんな出で立ちですよ。
どこまで本格派やねん、と(笑)
ころっけの視線も、若干懐疑的に見えますなあ。
ってシミジミしていると、ピンポーンと。
「宅急便でーす、お届けにあがりましたぁ!」
さーて、今度は何だ?
「お父さん、これ、食べられるもの?」
ころっけが
検査しております。
で、また懐疑的な目を私に。
「箱からペダルが覗いてますけど…」
そう、また自転車。
賢者である私のチビへの贈り物。
ルイガノのクロスバイクでありますね。
RSR4とかゆーやつ。
いろいろあって、フロントフォークはカーボンにグレードアップしております。
車重は10キロ台。
これならチビでも乗りこなすことができるでしょう。
それにしてもなかなかカッコイイ。
私の通勤用もルイガノよりも数段上だ。
いいなあ…
とゆーことで、コルナゴのアルテ君と記念撮影です。
って、自転車屋かい、ここは(笑)