一部から「DV」あるいは「児童虐待」と罵られた、
大晦日の江田島サイクリング。
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しかし、父はその後も、
ムシのような暗い目で、様子を伺っていたのである。
そして、今日、再び決行!
犠牲者は……
チビである。ふふふ。
「15日の日曜日は、何があってもお父さんとサイクリング。
よって、予定は入れないように!」
そう厳命されたチビ。
可哀相に、友達との約束をキャンセル。
挙げ句、朝っぱらから、フェリーに積み込まれるのである。
いつもの江田島。
切串港から出発です。
「坂は嫌だ」って彼のお言葉がありますので、
海岸線をゆったりと。
そうそう、今回のテーマは「自転車で遠くに行きたい」。
それも息子と。
「自転車で遠くに行きたい」ってのは、米津一成さんがMIXIでつくったコミュ
もはや会員?が15000人を超す巨大なもので、
米津さんは同名の本も著してらっしゃいます。
そのコミュの特製ジャージがこれ。
チビにはちょっと大きいんだけど、
私とお揃いでツーリングなのであります。
海岸線をひた走ると、いつしかこんなところへ。
いつか見学せねばと思いながら、今日も見送りました。
で、お昼はお馴染み、「海辺の海鮮市場」。
美味いっす。
いっぱい食べれるっす。
お代わりに走るチビである。
で、大晦日の惨劇の際は、このあと温泉に。
しかし、奥さんがいない今回は、もう少しハードです。
そのまま能美、沖美と走ることに。
言い渡されたチビの顔は歪みます(笑)
それでも仕方なくGO!
で、海岸線って、けっこうアップダウンが激しいんだよね。
あんな坂、こんな坂、一生懸命ペダルを踏みます。
で、その背中を見ながら、父はしみじみしたのさ。
っていうのはね…
東京時代、2人でよく多摩川に、自転車で遊びに行きました。
オタマジャクシやザリガニを採りにね。
当時、幼稚園児。
ママチャリの荷台で、俺の背中にしがみついていたチビ。
それが今、俺のすぐ前で、必死にもがいている。
わずかな距離とは言え、俺から離れ、
自力で進もうとしているチビ。
頼もしいような、でも、ちょっと淋しいような…
勾配が最もきつくなったとき、
後ろから腰を支え、押してやりました。
「もうちょっとだけ、チビのままでいろよ」って、そんな感じでね。
いやあ、自転車乗りとしてっていうとおこがましいけど、
父としては、まさに「至福」の時。
この数時間を、俺は多分、ずっと忘れないだろうね。
なぞと、勝手な感慨にふけるオヤジをよそに、
チビはもうぐったり。
帰りのフェリーで、目は虚ろです。
たった40キロなのにさ、ふんっ。
来週から、100キロだぁっ!
やっぱ児童虐待かしら?(笑)