過食の夜を過ごした我々。
しかし、年齢はジジイなので無駄に早起きである。
朝7時からごはんをばくばく。
あっという間に出発である。
両足のサロンパスが眩しいねえ(笑)
舟折りの瀬戸。
川のような流れです。
もっと激しい流れも。
こりゃ、まさに川だなあ。
そんなこんなしてたら、
密教さんが「どうしても行きたいところがあるのです」と言い出した。
聞くと、旧知の犬に会いたいのだとか。
昨年、夫婦でしまなみを旅行した折に知り合った犬らしい。
お肉をやるとことのほか喜び、密教さんにひれ伏したそうな。
「そのワンコに再び会いたいのです!」
気は確かか?と思いながらもGO!
するといましたよ、貧相な犬が(笑)
密教さん、大喜びである。
いやあ、シアワセな男だ(笑)
しかし、この密教さん、実に重宝なのである。
とにかく事務処理能力が高く、
フェリーの時刻をたちどころに調べたり、
坂のない迂回ルートを見つけたり。
道の覚え方も半端でなく、本人曰く「土鳩のよう」。
まさに、「一家に一台、密教さん」である。
密教さんルートで海岸線に。
でっかい船だねえ。
そして来島海峡。
来島大橋ってのは実に巨大だ。
人類の英知とゆーか、高度成長期の「微熱」とでもいいましょうか。
圧巻でございます。
そして四国本土に上陸。
今治でありますな。
で、前日、尾道駅前で邂逅したN嬢とランデブー。
のはずだったのですが、そうは問屋がおろしませんね。
案の定、トラブル。
炎の料理人さんの自転車がパンク。
メカニックひでじろうさん、悪戦苦闘である。
で、ようやくN嬢と合流。
しかし、怪しいおぢたちは、彼女をまともな店には連れていきませんね。
「今治に来たならば、これを喰らうのじゃあ!」
喚き倒すおぢたち。
で、これだよ、いつもの(笑)
焼き豚卵飯
いつも思うんだけど、これはあり得ないと思う。
外食メニューとしては…
飢えた大学生が下宿で作るものでしょう、しかも苦肉の策として(笑)
目玉焼きをめくると、焼き豚がてんこ盛り。
そりゃ不味くはないでしょうよ。
でも、これはやっちゃいけないと思う。
禁じ手(笑)
品の良いN嬢。
困惑のまなざしでありました。
きっと乳母かなんかから、
「Y子様、どんなにおなかがお空きあそばされても、
どんなに暮らしに困られても、焼き豚卵飯だけは食べてはなりませぬ」
そう固く戒められたに違いない。
三分の二は残しました。
そりゃ、そうだよ、おじたちの半分ぐらいしかないんだからね、ガタイが。
それにしても、前日は取材先に乱入され、
この日は四国まで呼び出された挙句に、散々待たされ、
しかも喰わされるのは焼き豚卵飯。
世の中の不幸を一手に背負ったようなN嬢である。
わはは。
そして、おぢたちはN嬢と別れ、松山に向かって出発である。
その名も「峠」という名のお店の前を登坂するおぢたち。
三者三様。
しかし確実にいえるのは、
炎の料理人さん、ほぼへろへろである。ぷぷぷ。
北条の道の駅。
料理人さん、ぶっ倒れています。
ひでじろうさんと密教さんは、
ここぞとばかり、料理人さんをパシャパシャ撮ってました。
「こりゃ、水死体ですな」(密教さん)
「このまま逃げちゃおうか」(ひでじろうさん)
良識ある私は、彼たちを諌めたものでありました。
合掌、チーン!
とゆーことで、シュパーツ!
「一家に一台、密教さん」のおかげで、
松山観光港周辺の坂は回避できました。
でかした!
サイクリストたちがどんどん乗り込みます。
そして、最後までお子ちゃまな私たち。
客席の最前列に陣取り、ほぼ意味不明の会話をぶちかまします。
それにしても、抜群に楽しかったなあ。
みなさん、また行きましょう!
密教さん辺りからはすでに、山口は角島の旅を提案されております。
いいねえ。
「太平洋にちゃぷんとするぜ! めざせ桂浜の旅」なんてのもどぉ?
全国の貧脚諸君、
走る門には福来る!
ご一緒いたしましょー!