HAPPY-GO-LUCKY!

E・コッカーと戯れる浪費派リーマンのゆるい生活

金の斧、銀の斧。

2010-04-16 16:46:17 | 日記・エッセイ・コラム

「お前が落としたのはこの斧か?」

てなことを神様に尋ねられるのが、イソップ寓話の「金の斧、銀の斧」。

 

正直者の私はこの度、「銀の斧」ならぬ「銀の髑髏」をもらいました。

 

これ。

 

 

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ちっちゃくプリントされているのは「髑髏」です。

 

 

この春、仲間になった若者たちからのプレゼント。

「銀の髑髏」をアタシに、「金の髑髏」は炎の料理人さんに。

 

今、この瞬間、2人は有頂天で、そのネクタイを締めています。

 

それも、隣り合わせに座って(笑)

どう考えてもヘンだろ。

 

 

金角、銀角かいっ!

 

 

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社会人デビューしたばかりの若者たち。

内心の不安は手に取るようにわかります。

とりわけ、少し変わった業種だけに、その戸惑いはいかばかりか。

 

 

でもね、そんなに心配することはありません。

何とかなるんだよ。

 

 

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少なくとも四半世紀前の俺よりもずっと立派なんだから。

 

 

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この業界、確かに厳しい世界ではある。

でも、基本的におせっかいたちがいっぱい。

頼られれば嫌とは言えない、そんなお馬鹿たちで成り立ってます。

どんどん頼ればいいのさ。

そして、社外の競争相手だって、実は大切な存在。

数十年の付き合いになることだってあるんだよね。

俺は今でも、そんな奴らに助けてもらってます。

 

まあ、世のフレッシュマンはこれから、

そんなこんな、いろんなことを覚えていくわけ。

ゆっくりでいいから、一歩ずつ進んでください。

心から応援しています。

 

 

そして、くだんの「金の斧…」。

 

正直者のきこりは、

神様から、鉄の斧だけでなく、金、銀の斧をもらうわけ。

 

「神は正直な者を助け、不正直な者には罰を与える」ってことなんだろうけど、

俺たちの業界に引き付ければ、

「誠実な奴は、いつか報われる」ってことかな。

 

誠実ってのは、ネタに対してであり、事実に対してであり、人に対してでもあり。

 

若干、くたびれた髑髏オヤジはそう思うのでした。