HAPPY-GO-LUCKY!

E・コッカーと戯れる浪費派リーマンのゆるい生活

TPOだよ、人生は!

2010-04-20 12:26:11 | インポート

「TPOを考えて」なんて、よく言うよね。

Time(時間)、Place(場所)、Occasion(場合

これって「VAN」の創始者、石津謙介氏が作った言葉なんだってさ。

いわばファッション用語なんだね。

で、あたしゃ、ビジネスの場ではそれなりに考えてます。

とゆーか、最大限の効果を生むために、かなーり考えているつもり。

ですが、それ以外となると、どーでもいい。

とゆーか、仕事以外の場では、そんなことに頭を悩ませたくない。

自由気ままです。

 

そんな私に頭を悩ませるのは、いつも奥さん。

今回の舞台はここですた。

 

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ショーネンの通う学校が企画。

あたしゃ、じぇんじぇん行く気もなかったんだけど、

奥さんが「一緒に行きなさい」と恐ろしい。

 

で、奥さんはこの日のために、

何だかジャケットやらスカートやらをご購入。

それはそれで、楽しいことなんだけどね。

 

直前まで、ころっけの散歩をしていた私。

「行くわよ」と言われ、そのまんまタクシーに乗り込みました。

 

よーするに、襟に髑髏、背中はブルドッグのGジャンに、

白っぽいアーミーパンツなわけね。

インナーはロンティーだし。

 

実はイタリア製なのではありますが、

どー考えても、オフィシャルな出で立ちではないわけです。

 

加えて、前日の大量反復飲酒で、無精ひげ。

「オフィシャル」とゆーよりも「マーシャル(軍隊)」って感じ。

さらに尻ポケットにねじ込まれているのはこれ。

 

 

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俺は愚連隊か(笑)

 

 

奥さんはため息を漏らしていましたが、

まあ、いつものことなので、すでに諦めの境地でらっしゃいますな。

 

 

 

で、会場。

 

着飾ったお母さんたちがブイブイ、きゃあきゃあ。

 

 

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お父さん方は全員スーツ姿です。

 

 

その辺のアンちゃんみたいな私は、場違いにもほどがある(笑)

 

 

そのくせ、かつて私が通っていた学校なので、

先生方に知己は無駄に多い。

緊張をほぐすためにか、

みんな私をいぢりに来るわけですね。

 

例えば、この会を主催した担任の先生方4人を見ると…

 

 

今度のショーネンの担任は、この学校の一つ先輩で、大学も学科も同じ。

ショーネンが入ろうとしているクラブの部長兼英語担任は、俺の同級生。

ショーネンの中一時の担任は、当時の俺の恩師の息子さん。

さらに、もう一人の担任は、ショーネンが入っているテニス部の顧問。

 

よーするに、多くが昔からの顔馴染みなわけですよ。

 

で、私の出で立ちを見ながら、「HAPPYMANは変わらんね」。

そして口々に、「奥さんに似てよかったね」とおっしゃる。

 

さらには私の現職を聞き、

「何でお前がそんなことをやらしてもらってるの?」とも。

 

 

うるせえやいっ!

 

 

で、お父さん方と話していると、まあ、それなりに楽しい。

 

 

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それぞれ子どもの教育に一家言おありな方々ばかり。

 

ケータイの与え方、ネットとの距離感など、自説を開陳なさる。

 

「HAPPYMANさんとこはどーですか?」と聞かれ、

「うちはテキトーですね」と、ここでもいー加減な私なのであった。

 

まあ、ショーネンの場合、私の数倍、ちゃんとしてる。

信頼があるんだよね。

 

 

で、ちょっと笑えたのは、お父様方の間で飛び交うセリフ。

 

私と共通の知人を評し、

「彼は役員になる男です」なぞと、重々しくのたまう男ありけり。

 

その方がお勤めになっているのは大企業であり、

彼自身も部長さん。

 

「ウチで役員になれるほどの男」ってのは

「ウチは凄い会社」ってことの裏返しなんだろうけど、

そんな「評価」や「価値観」は、俺には関係ねえし…。

 

で、連中って、自然に一団に集まるんだよね。

名刺を配りに来たんかいって感じ。

そしてそんな言い草の奴に限って、ぺしゃりがツマンナイ。

ネタが「何だかなぁ…」だし、ひねりも効いてないし。

あんまりお友達になれそうにない感じですた。

 

 

こんな場所で、帰属する場所をひけらかす行為こそ、

「TPO」をわきまえていないってことじゃないかしらん?

 

一方で、自営業のお父さんたちは、おしなべて面白い。

「今度は、夜の街で」なーんて約束をしながら、 

ヘンなおぢさんは会場を後にしたのでした。