大学3年時、ニューアカデミズムの「洗礼」を受けました。
1984年のこと。
浅田彰とか岸田秀とか。
三浦雅士の「現代思想」なんて、懐かしいよね。
で、浅田の「逃走論」。
スキゾ・キッズの冒険じゃないけど、
この夏、小生は「パラノ」から「スキゾ」に大変身。
逃げまくる人生に開眼したのでございます、ちょっとだけマジ(笑)
そしてある日、そんな「逃走」は現実のものとなったのさ。
すべてを捨てて逃げ出した「俺」
追っ手は………
奥さん。
逃げろぉーーーーー!
てなことで、ある朝、
またも閃きが稲妻のごとく。
小生 「あのさあ、自転車でどっか行っちゃうから、車で追い掛けておいでよ」
奥さん 「どこへ行くの? 温泉がいいなあ」
小生 「とりあえず『西』ね。行ってきまーーーす!」
かくして、サイクル鬼ごっこは始まったのでありました。
この辺、魔人KOOさんのパクリっぽいけどね(笑)
一路西へ。
太田川放水路を渡って、どんどこ。
おお、宮島口のいつものおじさんだ。
この辺りで、奥さんから「出発するよぉ!」って。
うーむ、捕まってなるものか!
神の島、宮島を背後に、海岸をズンズン。
この辺り、追い風にも乗って、ずっと35キロ巡航です。
いやあ、なかなかのペース。
MERAKのおかげかな?
でも、どうしても覗いちゃうんだよね。
小瀬川を越えれば、お隣さんへ。
今回は定番の錦帯橋は寄らず、国道188号をひた走ります。
由宇町の手前。
この辺まで来ると、海、きれいだね。
で、はい、ここ。
鬼ごっこの終点は、大島大橋です。
家から70キロ。平均時速は27.2キロ。
まあまあのペースですな。
橋を渡ったところにある大観荘が、われわれの目的地。
ロビーで奥さんを待ってます。
15分ほど読書してたら、奥さんが到着。
自転車を車に積み込んで、さあ、温泉です。
星野哲郎の艶歌風呂ですね。
そして、大畠瀬戸と大島大橋を望む露天風呂。
好きな本を読みながら、疲労を癒す小生。
いやあ、これが極楽じゃなくて、何が極楽でしょう。うふふ。
身体がふにゃあーっとした後は、お食事です。
昔からよく泊まってる、「サンシャインサザンセト」へ。
11年前にぶっ壊れた時にも、よく泊まりに来ました。
ショーネンがチビだったころだね。
お昼はここで。
腹ごなしにビーチを散策。
綺麗な海です。
若者たちが、水上スキーを楽しんでます。
そこへ、二人のおっちゃんが現れました。
おっちゃんA 「ねえ、お兄ちゃん、あの水上スキーは男かいの、女かいの?」
おっちゃんB 「今日の夜の一杯を賭けたんよぉ」
小生 「そりゃ、ちょっと待って!」
マヂモードの二人。
で、結論は!
おっちゃんA 「よっしゃ、女じゃあ! ぐふふ」
肩を落とす、おっちゃんB(笑)
なんだか楽しそうでいいよね。
そして今度は、瀬戸内ジャムズガーデンへ。
試食しながらジャムを選んで、恒例のこれ。
中にもジャム。
そしてアイスクリームも。
いや、美味すぎるし!
奥さんはこっちです。
いやあ、さっきあんなに食べたんだけど、
スイーツは別腹だねえ。
あら、奥さんの手が伸びてきましたよ。
最後に「身柄確保」とゆーことで、
「ひと夏の(美味しい)逃走」でございました。
今度はどこへ逃げようかな?
共犯者、募集中です(笑)
「おみやげくれたら、逃げてもいい…」
70キロ