HAPPY-GO-LUCKY!

E・コッカーと戯れる浪費派リーマンのゆるい生活

奥深い彼女…の巻

2017-03-07 10:43:27 | 日記・エッセイ・コラム
週末の老夫婦、いつものように食っちゃ寝の暮らしでございます。

まずは金曜日。

会社とおうちが近いので、この日、ランチは家に戻りますた。

田舎の村役場勤務(53歳)って感じだよね。

で、ここ。「ゲルニカ ニシオ」。

https://tabelog.com/hiroshima/A3401/A340101/34015903/


土日ともなると、結婚式の二次会で賑わうハコだね。



ハンバーグをいただきました。



ここはサラダビュッフェなのがよろしいね。




翌土曜日。

お義父さん、お義母さんが少し調子が悪そうってことで山口に。

その前に腹ごしらえです。

そう、キング軒大手町店。

まずは広島ごはん。

この日は広島菜とシラスと佃煮?だったかな。



これだけでも食べられるね。

で、どーん!




奥さんは二辛だったけど、「辛い、辛い」って。

「東京店とは味が違う!」って申しておりました。

そして一路、山口へ。


ころっけも走り回ることができ、満足そうでしたよ~。




山口では、お義母さんをお連れして、あちこちに。

「おやつが欲しいねえ」ってことで、湯田温泉の「フルール」とゆーケーキ屋さんに。

https://tabelog.com/yamaguchi/A3501/A350101/35008078/


湯田温泉の白狐伝説にちなんだ「狐のキモチ」を頼んだよ。



クリームチーズっぽくて美味しい!

奥さんはこっち。



これはちょっと甘過ぎで大きすぎたみたい。美味しいんだけどね。

お義母さんはシンプルに。



豆が美味しかったなあ。


で、僕がオーダーしたのは、「中也ラテ」。



中原中也と言えば夭折の詩人なわけだけど、湯田温泉の生まれなんだよね。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%8E%9F%E4%B8%AD%E4%B9%9F

どんなのが出てくるのかな?

あっ、中也だ!




美味しくいただいてるところで、お義母さんがぽつりと。

「●●ちゃん(奥さんのこと)はフクさんに可愛がってもろうたよねえ、覚えとる?」

「そりゃ、覚えてないよ~」って奥さん。


???と思ってたら、フクさんって中也のお母さんのことでした。

要するに、昭和四十年代の初め、フクさんとお義母さんはお茶会仲間。

そこに2歳か3歳の奥さんがいつも連れて行かれ、ちょこんと座っていたのだそうな。

そんな幼児が来るような場所ではなく、加えて奥さん、凄くおとなしかったので、可愛がられたらしい。

とりわけフクさんは気に掛けてくださり、毎回奥さんのためにお菓子を用意してくれていたのだそうな。


そんなフクさんの哀切と慟哭の本がコレだね。

https://www.amazon.co.jp/%E7%A7%81%E3%81%AE%E4%B8%8A%E3%81%AB%E9%99%8D%E3%82%8B%E9%9B%AA%E3%81%AF-%E3%82%8F%E3%81%8C%E5%AD%90%E4%B8%AD%E5%8E%9F%E4%B8%AD%E4%B9%9F%E3%82%92%E8%AA%9E%E3%82%8B-%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E6%96%87%E8%8A%B8%E6%96%87%E5%BA%AB-%E6%9D%91%E4%B8%8A-%E8%AD%B7/dp/4061976206


その一節。

《私はあの子のことを、よくわかってやろうとしませんでした。……中也が詩を作るのに反対しながら、私は一方でお茶ばかり熱中していたんです。》
明治40年、医者の長男として山口県湯田温泉に生まれ、生涯仕事に就くことなく30歳で天逝した詩人の姿を94歳になった母が悔恨と愛惜の情を込めて話す。中也を知る必須の資料であり、美しい感動を伝える書。



「フクさんは子どもとの縁に恵まれんかったから、ちっちゃい●●ちゃんがよけいに可愛かったみたいよ」ってお義母さん

ふーん。

半世紀の時空を超え、奥さんと中也の縁(えにし)を感じたのでございました。

常々奥深い方とお慕い申し上げておりましたが、奥さん、ここまでとは(笑)。

これからも付いていこうと思います。

しかしまあ、明治とかって、意外に手の届くところにあるんだね。

今度、中也記念館に行ってみようかな。


そして「いたずら三人組」(お義母さん、奥さん、僕)は夜もうろちょろ。



焼き肉をいただきました。









早仕掛けだったのですぐ座れたけど、あれよあれよとお客さんが。

出る頃には80分待ちなんてことに。

「プーサンのハニーハント」状態でやんすなあ。


そして悪い婿さんはコレを発見。



お義父ちゃんから取り上げてグビグビ。

飲み方を調べてたら、あらら!

これって、二万円以上するんだね。

「土砂災害」の際、ノダカナから陣中見舞いをもらったんだけど、こりゃ、悪かったねえ。

デカいのやらケースケ君があっという間に飲み干したような気が致しますぅ。


そんなこんなの山口行き。

いろんな発見とともに、さらに日本酒「長門峡」もいただいたのでありました。

いやあ、満足満足。

これからは月に一度は帰ることにいたしましょう。うふふ。