映画「新聞記者」を観た。
面白かったし、ほろっとした。
森友学園問題などをモチーフに、今の政治状況、メディアのあり方を描いてる。
内閣情報調査室が天下の悪役として出てくるわけだけど、さてさて。
俺たちの知ってる内調は、「そんなこと大真面目に調べてるの?」って感じの、ちょっとマヌケなイメージ。
でも昨今は、ここに描かれてるほどではないにしても、相当にいろいろやっているのでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/05/90d9a25982cebe761884f9f33dd3fbd8.jpg?1561973227)
冷戦が終わり、公安の存在意義が薄れがちな中、何かやることを見つけたとゆーか。
時の政権も、同調圧力に身を委ねがちな民意?も、映画が描く内調を作った共犯者なんだろうなぁ。
そんな中で、さまざまに反省はあるけれども、出てくる記者たちが愛おしくてたまらない。
ほろり涙が出たのは、主人公の記者にデスクが「朝日も読売も毎日も追いかけてくれてるぞ」と声をかける場面。
映画だから少しリアルとは外れがちなんだけど、その際の主人公の安堵と少し誇らしげな表情は、ホントによくわかる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/8f/d6739031a304f80ffb4b75ebfe4a0be6.jpg?1562032351)
東京新聞の望月記者の著作が原作。
菅官房長官とやり合う彼女に応援も批判もあるわけだけど、あの場であれをやる勇気は特筆すべきものだ。
俺も何度か質問したけど、なかなかない緊張感だからね。
それも時の権力の象徴とガチンコってのは、簡単にはできないこと。
安全地帯から批判するのは簡単だけどね。
残念ながら、記者の現場から離れちゃったけど、俺たちは俺たちのやり方で、記者を応援し守ってあげたい。
そんな思いを再確認させてくれる作品でした。
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