迷える羊のメモ帳

こんな言葉 あんな花に癒されて生きる

メモ帳242ページ目 森の妖精レンゲショウマ      

2012-08-30 09:37:12 | 日記
森の妖精「レンゲショウマ」に逢いに御岳山へ行って来た。
標高929mの御岳山は、古くから霊山として崇められた山である。
山の神々に守られてひっそりと咲く妖精レンゲショウマは見頃を迎えてい
るはずである。

この日の都心の気温34°С、しかし電車、バスとケーブルカーを乗り継いで
都心より気温7°Сも低い山頂に立てば、そこは別天地、爽やかな風と清々
しい空気は一瞬にして残暑を忘れさせてくれた。


平均22度の急勾配を上るケーブルカーの先が頂上、そこから5分も歩けば
レンゲショウマの群生地である。今年で4度目になる御岳山の散策路をトレ
ッキングすれば、今が見頃の可憐で涼しげな花、レンゲショウマや山野草に
出会える。

マイペースでトコトコと歩いて、見て、森林浴を満喫しながら身体もリフレッシュ
由緒ある神社、武蔵御嶽神社の奥の院まで続く250段もの石段を何とか上り
きり、この先も健康で過ごせるパワーを与えてくれるようお願いした。


御岳山の山奥で、人知れず可憐に美しく咲く花は8月中旬から下旬の短期間、
見る人の心を優しくしてくれる。


落葉樹林に群生する多年草で、球状の蕾は下向きに開いて、淡紫色の花を
咲かせる。


夏にしか会えない、涼しげな花達は、昼なお暗い深山の大木に抱かれるよう
に咲き、まるで闇夜を照らすランプを連想させる。
決して顔を見せない人見知りの妖精達をあの手この手で撮ろうとカメラを向け
るが、上手くいかない。



清楚で優しい色合いのレンゲショウマに魅せられて、通いつめているが、恥ず
かしげにひっそりと咲く妖精達に今年も出会えて、心行くまで綺麗を浴びる事
が出来て満足した。そして来年も逢いに来るよと心に誓った。

コメント (3)
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