なんとも内容が満たされていて、感情の通わない映画なんだろう。
長年FBIに籍を置いた主人公から見ることが出来る、”アメリカ”と言う超大国の政治、文化、風俗のダークサイド。
また劣等感を自覚していた主人公が、プライドの高い人物として人に見せ自分の秘密を見せない、触れても良いのかな?と言う話の映画です。
これこそ正しいことだ、私の考えこそが正しいことだ、と主張していた核心の本来の姿に驚き、何故この人物が主題として選ばれたかを納得せざるを得ないかも。
古い過去と新しい過去を行き来する映像の掛け合い、正義をも不正と言われる、不正も正義とされる過去のアメリカが滲み出している。
耐える強さと耐えがたい繊細さ。
一人の男の絡み合った過去と未来が、演技力の増してきたディカプリオによって再現される。
主人公が正義と言う思いを持って、時の悪に対して向き合ったことに嘘は無い。
しかし自分を善の支配者のごとく強引な圧制を嗜好と企む。
学問知識や倫理観の盾、そして潔癖な蓋、それがねじれ曲がった性格を内に潜ませていた。
現代では当たり前であった科学捜査の手法や国民の個人情報の収集も、自分を落とし入れようとする者の秘密を保持する事で人を抑え込もうと、ぐうの音も出させないでおこうと言うエゴが現れている。
主人公が考える公共の安全とは自己の知識、科学、倫理、自己愛そして妄想が湾曲するエネルギーが不規則に発散され、過去のアメリカ正義の根底が、そのシンボルが、崩れだしていきそうです。
「J・エドガー」は仮想“ヒーロー”。
しかし、現代では違和感を感じる内容であっても諸悪根源としてはいない。
力を持ったが為に治療が不可能となった難病患者を、慈悲の思いを持って見つめている。
イカに早く手を加えて軌道修正するか。
この映画の監督はココ10数年の自国での行いの誤りに気づき、哀れな倒錯者を葬ることで、アメリカ再生への思いを投げかけているのかも。
長年FBIに籍を置いた主人公から見ることが出来る、”アメリカ”と言う超大国の政治、文化、風俗のダークサイド。
また劣等感を自覚していた主人公が、プライドの高い人物として人に見せ自分の秘密を見せない、触れても良いのかな?と言う話の映画です。
これこそ正しいことだ、私の考えこそが正しいことだ、と主張していた核心の本来の姿に驚き、何故この人物が主題として選ばれたかを納得せざるを得ないかも。
古い過去と新しい過去を行き来する映像の掛け合い、正義をも不正と言われる、不正も正義とされる過去のアメリカが滲み出している。
耐える強さと耐えがたい繊細さ。
一人の男の絡み合った過去と未来が、演技力の増してきたディカプリオによって再現される。
主人公が正義と言う思いを持って、時の悪に対して向き合ったことに嘘は無い。
しかし自分を善の支配者のごとく強引な圧制を嗜好と企む。
学問知識や倫理観の盾、そして潔癖な蓋、それがねじれ曲がった性格を内に潜ませていた。
現代では当たり前であった科学捜査の手法や国民の個人情報の収集も、自分を落とし入れようとする者の秘密を保持する事で人を抑え込もうと、ぐうの音も出させないでおこうと言うエゴが現れている。
主人公が考える公共の安全とは自己の知識、科学、倫理、自己愛そして妄想が湾曲するエネルギーが不規則に発散され、過去のアメリカ正義の根底が、そのシンボルが、崩れだしていきそうです。
「J・エドガー」は仮想“ヒーロー”。
しかし、現代では違和感を感じる内容であっても諸悪根源としてはいない。
力を持ったが為に治療が不可能となった難病患者を、慈悲の思いを持って見つめている。
イカに早く手を加えて軌道修正するか。
この映画の監督はココ10数年の自国での行いの誤りに気づき、哀れな倒錯者を葬ることで、アメリカ再生への思いを投げかけているのかも。