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マッドマックスの今の姿

2012-10-22 06:11:54 | 映画
俳優であり、最近はDVなどで世間をお騒がせのメル・ギブソンの主演作「キック・オーバー」。
悪の世界でふざけて、さらにふざけて大きな悪に立ち向かうダーティーヒーローがカーチェイスや銃撃戦を繰り広げる。
出世作「マッドマックス」シリーズや、「リーサル・ウェポン」とアクション映画でスターの座を手にし、また監督としても開花していたギブソンが、プライベートな事件で映画界からは少しの間消えていた。
本作も制作にも係わり主演を務めている。
ギブソン扮する主人公”ドライバー”は元軍人。
アメリカでマフィアの大金を盗み逃亡をはかる。
主人公はちょっとした悪で、一筋縄にはいかない。
タフガイで、頭もいい。
でも一般社会には合わない、そんなタイプ。
ドライバーは国境を越えてメキシコに逃げ込んだが、現地の警察に捕まってしまう。
そして投獄されるのが史上最悪で楽園の刑務所。
そのメキシコの刑務所には、6000人近い犯罪者と、その家族600人ほどが収容されていた。
刑務所なのに女性がいて、子どもも走り回っている。
そこら中で小さな商売が行われ、仕事をして、自分で稼ぐことで、時間を持て余さず、悪さをしないようにしている。
いわば小さな街。
金さえあれば酒や麻薬、欲しいものは何でも手に入る一方、身の振り方を間違えれば命はない。
場所には似合わないような犯罪者をこの環境に放り込む。
そしたら学び、順応し、生き抜いていかなければならない。
ドライバーは刑務所のルールを教えくれる少年と次第に心を通わせていく。
少年とその母親、そして自分自身の自由をかけて、ドライバーは刑務所を牛耳るボスとの対決に挑む。
盗まれた大金の奪還をもくろむマフィアも絡み、スピード感とウィットがあって、次に何が起きるか分からないような冒険とアクションが展開される。
本作の監督は、ギブソンの監督作「アポカリプト」や主演作「復讐捜査線」で助監督を務めてきた。
「ブレイブハート」でオスカー監督となったギブソンの目に、グランバーグ監督はどのように映った。
オスカー監督なのに気負わなくて見れる映画です。