1996年の映画「ジュマンジ」は、プレイ展開が現実となるボードゲームによって、ジャングルへと引き込まれる冒険だった。「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」は、ボードゲームがコンピュータRPGになり、4人の高校生を翻弄する20年越しの続編。
4人は自分からかけ離れたキャラクターを選び、自身とは全く別人格のアバターに姿を変えられてしまう。
そして96年版がプレイヤーを大密林へと誘い込んだように、彼らもまたリアルなジャングルで、神秘の石を悪党の手から守るために戦う。
ゲームとはいえ、3つの生命を使い果たすと、本当に消滅してしまう。
そんなシビアを極めたジュマンジで、彼らは冗談みたいなアバターを駆使せねばならない。
そして4人は別人のキャラクターと向き合うことで、壁を感じていた現実での人間関係や、克服すべき問題に対し、乗り越える示唆を与えられていく。
とにかくアバターという新設定と「ジュマンジ」の遺産をとことんまで活かしきった。