知る喜びと、撮る喜びのつぶやき通信  (読める限り読み文章にする。 歩ける限り撮り続ける『花鳥風月から犬猫太陽』まで)

興味のあることは、何でも調べて文章にする。   写真は「光と影」と言われるが、この理解には、まだまだ、ほど遠い.

『外国・台湾の記憶 2(湾岸戦争と台湾脱出・緊急帰国ルート)』

2022-02-18 23:11:49 | 外国

『外国・台湾の記憶 2(湾岸戦争と台湾脱出・緊急帰国ルート)』      

昔、1991年、台湾に長期出張中だったときに湾岸戦争を経験しました。

湾岸戦争

ウキペデイア情報から引用

湾岸戦争とは、1991年にイラク、クウェート、サウジアラビアといったペルシャ湾周辺の国家地域で起こったイラクのサダム・フセイン政権とアメリカを中心とした多国籍軍によって行われた戦争で、日本では1980年に同地域で起こったイラン・イラク戦争と区別する際に特に「湾岸戦争」と呼びます。 

元々、いわゆる湾岸地域と呼ばれるイスラム諸国では東西冷戦以来ずっと戦争が続いていましたが、1980年に始まったイラン・イラク戦争はそれぞれの政権が支持する教派の違いと先進国への石油輸出の権利を巡ることによって起こりました。

1988年、一旦は国際連合の仲裁によって両国間に停戦が成立しましたが、両国の戦争による財政難は非常に深刻でした。そこでイラクのフセイン政権は1990年に石油を大量に保有しているクウェートに対して攻撃を仕掛け占領します。

フセイン政権のこの行為は当然、国際社会から非難を浴びることになります。

国連安保理はイラクに対し期限までにクウェートから撤退することを要求しますが、イラクはこれを拒否。こうして1991年1月、アメリカを中心に非戦闘参加国を含む合計35ヵ国による多国籍軍がイラクなどに対して攻撃を開始。 

通称「砂漠の嵐作戦」と呼ばれる空爆が数週間に渡って行われました。

空爆が行われた後、戦局は「砂漠の剣作戦」と呼ばれる地上戦に移行します。空爆によって重要拠点が機能停止していたことで勝敗は明らか。 戦争は数ヶ月でイラクの停戦合意、そしてクウェートからの撤退という形で終わります。

当時、お世話になっていた会社の海外駐在員・出張者への指示はいとも簡単でした。 『短期出張中の出張者は、可及的速やかに空路帰国のこと。 駐在員は次の指示があるまでは、移動はせずに現地にとどまること。 残ったのは短期出張者でも駐在員でもない、長期出張者(一般的には一カ月以上で数カ月)は、当面そのまま継続してとどまることでした。 

この指示は、最も懸念された、米国系の旅客機ジャックとテロの回避目的でした。 さらに対象旅客機は、その他の国・地域のも拡大された結果が、この時の指示になった様でした。  

最も安全な台湾に長期出張中とはいえ、自分の身は自分で守るの経験とモットーから、密かに、最も危険な空路を避けて、比較的安全な海路(高雄―那覇)にめどをつけて安堵した経験があります。

ウエブ情報から引用 

この台湾長期出張の間に、思わぬ遭遇もできました。

蒋介石の『例大祭』は4月5日の蒋介石の命日に毎年行われました、それに合わせて台湾に里帰りされた、憧れの女優・歌手『魅せられて』のジュディ・オングさんと台湾グランドホテル圓山大飯店のショッピングアーケードで衝突しそうな遭遇でした。 

この時、とっさに出たのが『対不起(広東語の「トイブチ」)』、瞬間的な反応には英語の「Excuse me」より瞬発性があります。 日本語の「失礼」に次ぐ便利な言葉です。 後で思い出したのですが、数ヶ国語(中国語だけでも、北京語、台湾語・潮州語・広東語・上海語等々)に堪能な台湾生まれの彼女は勿論この広東語に驚きもしませんでした。

その時の彼女の服装は、紅白歌合戦の『魅せられて』を彷彿させられる。 生成りホワイトのドレスにオフホワイトのコートでした。 双方大慌てで、恐れ多くも,サインを頂くなど全くできない遭遇でした。 その翌日『蒋介石の例大祭』でインタビューを受けているところをテレビ放送で、たまたま見まして、驚いたことを覚えています。 

ジュディ・オング(本名:倩玉、英語名:Judy Ongg、帰化名:翁ジュディ(帰化当時は翁玉恵「おきな たまえ」) 

日本語は、表意文字・表音文字(ひらがな・カタカナ・ローマ字)と、凄くて優れて、詩歌には向いてますが、やはり難しいです。

(記事投稿日:2022/02/18、#479)

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「本日(2022/02/18)日経新聞から 5(毎日、気になるタイトルと見出し!)) 『企業は好業績を生かし成長の道筋示せ』

2022-02-18 11:26:11 | 政治・経済

「本日(2022/02/18)日経新聞から 5(毎日、気になるタイトルと見出し!))

『企業は好業績を生かし成長の道筋示せ』 

日本経済の停滞にはいろいろな課題があると思いますが、ズブ素人の傘寿爺が、常々思うのが、その一つに、英国の事例を参考に『最低賃金を上げて、失業率を下げる』、相乗効果を最低賃金対策にあるように考えます。 本日(2022/02/18)日経新聞のタイトルと見出しを抜粋して今後は勉強したいと思います。 

先ずは社説『企業は好業績を生かし成長の道筋示せ』から;

上場企業の業績が好調に推移している。 2021年4~12月期の純利益は、同期間としての過去最高を更新した。』 この記事の最後はこう締めくくっている。 『投資家の注目は、稼いだお金の使い方に向かっている。 企業は利益をため込むだけなく、賃上げを含めた人的投資やM&Aなど「攻めの投資」に動いてほしい。 

『グローバル市場』から:

起業の資金 日本離れ加速、円の実力50年ぶりに低水準、経常黒字でも円高進まず。 円の総合的な実力が、約50年ぶりの水準に下落した。 マナーの動きをみると国内企業による海外への投資資金が戻らず、円安圧力につながっている実情が浮かぶ。 日本の経済収支は海外への直接投資が生み出す収益がさえる構図に定着している。 日本経済が少子高齢化など構造的な課題を抱えるなか、投資を呼び込めるようにならなければ、円の実力低下がさらに進む恐れがある。

 

最低賃金のこと

『最低賃金の引き上げが「世界の常識」な理由「韓国の失敗、イギリスの成功」から学ぶこと』をウエブ情報から抜粋・引用です。

 

各国の最低賃金推移位

ウエブ情報から引用

同じ国の同じ業種で、企業間で生産性の大きな違いが生じているということは、明らかに経営者の質の良し悪しが、生産性の高低を左右しているということです。 生産性向上は経営者の質にかかっていることは、研究によって明らかにされています。 

国全体の生産性を高め、経済を成長させるためには、生産性の低い企業の経営者をどう動かし、生産性の向上にあたらせるかが、1つの重要なポイントとして浮かび上がるのです。 

国が政策として、企業経営者に生産性を上げるよう誘導する、その手段として最低賃金の引き上げが重要なポイントになります。なぜなら最低賃金の変動は、全企業がその影響を免れないからです。

最低賃金が上がることによって人件費が増えると、経営者は対応せざるをえなくなります。 会社のビジネスモデルを変えて、生産性を高めなければなりません。 インフレと同じ原理です。 最低賃金で働く人を多く抱える生産性の低い企業ほど大きな影響を受けますので、経済の「底上げ政策」と言えます。

この政策はいくつかの国で実施され、期待通り、生産性は向上しました。 最低賃金の変動がその国の経済にどのような影響を与えるか、その事例として最も研究が進んでいるのが、イギリスの例です。

最低賃金引き上げの成功例、イギリス

イギリスは1999年に最低賃金を導入、実は1993年からの6年間は、イギリスには最低賃金が存在していませんでした。 つまり、1999年の導入は「新規」導入ということになるので、最低賃金導入による経済効果を研究するためには格好の、雑音のないデータが手に入るという好条件がそろっていました。 そのため、多くの研究者がイギリスの事例をこぞって研究テーマに選んだので、数多くの分析がされたのです。 

また、この事例の研究が進んだのには、当時のイギリスの政治事情という、もう1つ別の理由がありました。 イギリスの最低賃金の導入は、労働党のブレア政権のもとで実現しました。 もともとブレア首相は最低賃金の導入と引き上げを公約に掲げて選挙を戦い、政権を奪取したという経緯がありました。

最低賃金導入に反対だった保守党は、ブレア政権を攻撃する材料として、最低賃金導入のアラを探すべく、多くの研究者に分析を依頼しました。その結果、イギリスの事例は徹底的に研究されることになったのです。反対派の期待もむなしく、イギリスでは最低賃金の導入により、予想以上に大きな成果が生まれました。

イギリスでは1999年から2018年まで、毎年平均4.17%も最低賃金が引き上げられ続けました。 この間、最低賃金は実に2.2倍になったにもかかわらず、インフレには大きな悪影響もなく、生産性も上昇しています。2018年6月の失業率は4.0%で、1975年以降の最低水準です。1971年から2018年までの平均である7.04%を大きく下回っています。 

日本の現状打破には、政治は、弱小の野党体勢から、早く二大政党になってもらうこと。行政は、『多制度、多機能不全』を改善できる、本当のIT担当リーダーの出現を待っています。

 (記事投稿日:2022/02/18、#478)

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