『宇宙船地球号・奇跡の星・水の惑星が「人新世」時代へ 14(南極に恐竜が)』
『大陸分裂・移動にも生き抜き、世界中で棲息した凄い歴史が!』
『1.5億年も生息した恐竜の絶滅理由は、やはり隕石衝突が真実』
ウエブ情報から引用
先日(2022/09/27)NHKBSプレミアムで『南極恐竜・知られざる命の物語(南極には、かつて恐竜たちが闊歩していた。 数億年にわたって繰り広げられてきた命の物語を描く。そして、氷に閉ざされていった南極を生き抜いた植物や動物について、最先端研究を紹介)』
昔、テレビ番組としても取り上げられた本ですが、すっかり忘れていた『グラハムハンコック著「神々の指紋」の第一章、1513年に描かれたという奇妙な地図、そこには1818年にはじめて発見された南極大陸の姿が詳細に描かれていた。』を、もう一度読んでみようと思いました。
先ずは、地球史を大雑把に括ると、
地球誕生は45億年前、生命誕生が40億年前、植物誕生が34億年前、昆虫誕生は4.8億年前、恐竜誕生は2.3億年前、人類誕生は、旧人類が登場したのが、大体50万~30万年前、新人類が登場したのが、20万年前くらいです。 その新参者が地球を、大変な事態に追い込んでいます。
その間の大事件『5大絶滅』を時系列に、
地球生命史の中で、生存していた種の7割以上が滅んでしまった現象を大量絶滅と呼び、少なくとも5回の絶滅が知られている。 それらの絶滅時期と推定される種絶滅率はそれぞれが;
❶オルドビス紀/シルル紀境界の約4億4370万年前(85%)
『昆虫の起源4億8000万年前』
❷デボン紀後期の約3億6700万年前(82%)、
❸ペルム/三畳紀境界(古生代/中生代の境界)の2億5100万年前(96%)、史上最大規模の絶滅事件)
『恐竜の起源2億3300万年前』
『超大陸「パンゲア」は約2億年前に分裂を開始』
『恐竜の化石が世界中に分布⇒地球史上最大規模の地殻変動にも耐えた』
❹三畳紀/ジュラ紀境界の1億9960万年前(76%)、
❺白亜紀/古第三紀境界(中生代/新生代の境界)の6550万年前(70%)
『約6600万年前、恐竜は彼らの仲間である鳥類を残して絶滅』
『昆虫は4億年以上棲息、恐竜も1億5000万年以上棲息、隕石の衝突がなければ今でも 人類と共棲!』
さらに、恐竜が生きていた時代・中生代を3つの時代に大別;
① 第一の時代 – 2億5100万~1億9900万年前の三畳紀の始まり
② 第二の時代 – 1億9900万~1億4500万年前のジュラ紀
③第三の時代 – 1億4500万~6500万年前の白亜紀
地球の大地殻変動(大陸移動)の間、『恐竜は1億5000万年以上棲息していた。隕石の衝突がなければ今でも人類と共棲!』
ウエブ情報から引用
白亜紀/古生代三紀境界から高いイリジウム、衝撃による高圧編成鉱物、マイクロテク泰斗などが発見され、恐竜を始めアンモナイトやプランクトンなどの絶滅が、隕石の衝突によるものと明らかにされた。 他の4つの絶滅境界でも弱いイリジウム異常、衝撃による変成石英などが発見され、隕石の衝突が絶滅の原因とみられる。 しかし、古生代末の最大絶滅は、激しい火山活動による太陽光の遮断、光合成の抑制、大気や海洋の酸素量の極端な減少、が原因といわれる。
大陸移動が分かれば恐竜の進化が分かる! 恐竜の進化は大陸の分裂・移動が影響?(ウエブ情報の抜粋・引用、これ今後の課題)
恐竜は、三畳紀後期の超大陸パンゲアの時代に初めて姿を現して、ゴンドワナ大陸の時代をへて、ほぼ現在と同じ大陸に分裂した白亜紀末に絶滅しました。
恐竜は陸上に生息していたので、その進化は大陸の分裂と移動の影響を強く受けてきたことは間違いありません。
恐竜の起源は、現在の南アメリカと考えられていますが、それからジュラ紀中期までは超大陸パンゲアの時代なので、世界中どこでも比較的よく似た恐竜が生息していたと考えられています。
南北の恐竜の違いの始まり、
やがて、ローラシア大陸とゴンドワナ大陸が分裂したのがジュラ紀後期なので、恐竜の南北での相違は、この頃から始まったに違いないのです。 ゴンドワナ大陸は、その後も分裂と移動を続け、現在の南半球にある各大陸が一通り分離したのは、白亜紀中期でとなります。
このシナリオが正しいと仮定すると、南アメリカのギガノトサウルスとアフリカのカルカロドントサウルスは、白亜紀中期で両大陸が分離する前後の時代のため、似ていますが、その後はゴンドワナ地域の中での恐竜の違いが次第に明確になってくるのです。
しかし、最近、特にゴンドワナ地域を中心に多くの発見が行われています。 そのうちのいくつかは、前に述べた大陸の分裂と移動による恐竜の違いというシンプルなシナリオと矛盾するのでありました。 その時代がいずれも各地域が分裂した後の白亜紀末なので、あまり似ていないはずなのに、実は互いによく似ているということもあります。
このように従来のシンプルなシナリオに収まらない新しい化石も多く発見されてきましたが、それは従来のシナリオが少ない化石記録から考えられているということも言えます。 しかし、従来のシンプルなシナリオ通りに北のローラシアに特有で南のゴンドワナにはいない恐竜も健在でありました。
その代表的なグループが角竜類、つまりトリケラトプスの仲間であります。 最古の角竜類はアジア起源であり、その後プロトケラトプスの段階まで進化してから、白亜紀後期の後半に北アメリカに渡って、トリケラトプスを代表とする大型角竜類に進化して、大繁栄しました。
白亜紀末に一時南北が陸続きに、
大陸移動図によると、ジュラ紀後期にローラシアとゴンドワナが分裂した後、南北アメリカは分離したままになっていますが、実は白亜紀末に短期間だけ陸続きになったことが判明しています。 この時に、少数ながら恐竜の南北交流があったとも考えられています。 恐竜ではないですが、氷河時代にマンモスゾウは、アジアから北アメリカに渡りましたが、同じ時代同じ環境に住んでいたケサイというサイのなかまは渡らなかったことが分かっています。 恐竜の場合は、どうであったのでしょう。 このなぞは、非常に興味深いです。
人類(旧人類・新人類)の歴史は数十万年です。 こんな短期間で、人類は地球を、非常に厳しい事態にしてしまいました。 『掛け替えのない宇宙船地球号・奇跡の星・水の惑星が「人新世」時代へ』入りました。 一人一人ができること『節電・節水・節食・あらゆることを個人最適から大勢最適に』を地道にやることしかありません。
(記事投稿日:2022/10/02、#579)