◎『簡明国語小辞典』にみつけた難訓語(へ~ゑ)
本日も、新国語研究会編著『簡明国語小辞典』(教学研究社、一九四七)に載っていた難訓語についての出題。ただし、これが最終回。
◎以下の言葉は、新国語研究会編著『簡明国語小辞典』に載っていた言葉です。それぞれの読みを、【語群】から選んで答えましょう。
1 終夜
2 逝る
3 嗇
4 汚穢し
5 咲む
6 忽
7 饗応す
8 綿津海
9 運る
10 臠す
11 覇
12 阻つ
【語群】ゆるかせ・もてなす・へだつ・
よすがら・みそなはす・ゑむ・ほだし・めぐる・
みまかる・やぶさか・むさくるし・わたつみ
【昨日のクイズの正解】 1 艱む(なやむ) 2 叩頭(ぬかづく)
3 行潦(にはたづみ) 4 熟と(とくと) 5 顫ふ(ふるふ)
6 破落戸(ならずもの) 7 直走り(ひたばしり)
8 隙行く駒(ひまゆくこま) 9 手間(てあひ)
10 二無し(になし) 11 勿(な) 12 恍惚る(とぼける)
今日の名言 2013・5・20
◎今は「あきつかみ」でないことを明言されてゐる
新国語研究会編著『簡明国語小辞典』(教学研究社、1947)の2ページ、「あきつかみ」の項にある説明。「あきつかみ」(明津神・現神)について、「この世の中に人のかたちをなしている神」という意味を挙げたあと、「前に天皇のことを申し上げたが、今は『あきつかみ』でないことを明言されてゐる」という説明がある。