別に動物実験反対!とか言うつもりはありません。
むしろ、新薬や新治療のために動物実験は必要不可欠だと思っています。
思ってはいますが・・・。
今日はマウスを殺しました。
血液を抜いて生理食塩水に置換した後、アルデヒドにさらに置換。
全身が硬直したところで頚椎を切断し、脳を取り出す、という作業をしました。
灌流固定と呼ばれる手法だそうです。
正直、聞いたときから気乗りはしませんでした。
それが何か重要なデータ収集につながるならまだいいですが、
知識も経験も無い僕らがやれば失敗するのは目に見えているわけで。
マウスを殺すだけの意味があるのかなぁと・・・。
もちろん、全くの無駄とは言いません。
マウスもヒトも主だった構造は同じだから、
解剖の知識の復習や、生体内での臓器の様子を学ぶことにはなります。
だけど、練習という名目で殺すことにやっぱり抵抗がありました。
結局、アルデヒドで固定するところまでは出来るようにはなりました。
脳の取り出しは失敗しましたけど。
確かに、貴重な体験はできました。
だけど、最後に言われた
「どうせそのうち全部殺すつもりだったから、気が済むまでやっていいよ」
という台詞には反発を覚えました。
今でもなんかすっきりしません。
偽善者的な感覚にすぎないんでしょうけどね。
皮肉なものですよね。
死を待つだけの個体がたくさんいる一方で、
実験動物としての地位が揺らがない限り、種としての生存は保障されているんだから。
むしろ、新薬や新治療のために動物実験は必要不可欠だと思っています。
思ってはいますが・・・。
今日はマウスを殺しました。
血液を抜いて生理食塩水に置換した後、アルデヒドにさらに置換。
全身が硬直したところで頚椎を切断し、脳を取り出す、という作業をしました。
灌流固定と呼ばれる手法だそうです。
正直、聞いたときから気乗りはしませんでした。
それが何か重要なデータ収集につながるならまだいいですが、
知識も経験も無い僕らがやれば失敗するのは目に見えているわけで。
マウスを殺すだけの意味があるのかなぁと・・・。
もちろん、全くの無駄とは言いません。
マウスもヒトも主だった構造は同じだから、
解剖の知識の復習や、生体内での臓器の様子を学ぶことにはなります。
だけど、練習という名目で殺すことにやっぱり抵抗がありました。
結局、アルデヒドで固定するところまでは出来るようにはなりました。
脳の取り出しは失敗しましたけど。
確かに、貴重な体験はできました。
だけど、最後に言われた
「どうせそのうち全部殺すつもりだったから、気が済むまでやっていいよ」
という台詞には反発を覚えました。
今でもなんかすっきりしません。
偽善者的な感覚にすぎないんでしょうけどね。
皮肉なものですよね。
死を待つだけの個体がたくさんいる一方で、
実験動物としての地位が揺らがない限り、種としての生存は保障されているんだから。
ショッキングです。。。
すごくショッキングな言葉です・・・
背筋に一瞬ひやりとしたものを感じました。
なんか命の重みとかそういうの全然考えてなさそうやね。
動物も献体なんやろ?
私でさえ蚊とか殺した時にはちゃんと「ごめん」て言うわ。
場所が違えば同じ物事も違ってみえる、ってことなんだろうと思う。
一概にそれを悪く言うことはできないと思うんだ。
>ガトー
それを言ったのは大学院生で薬学部出身の人。
厳密には医者にはならないけど、医療に深く関わっている人には違いない。
献体っていうのはあくまでも解剖のために一般の人が申し出ることであって、動物にはその言葉は使わないよ。
そして、同然だけど、動物が自分から志願することは無い。
お金を出して買っているはずだよ。繁殖させて殖やしてもいるんだろうけど。
献体では遺族にお金が支払われたりすることは無い。
感覚の違いみたいなものは感じる。
研究は研究であって臨床とは違う…という空気も感じる。
ただ、効く薬を開発したいという純粋な気持ちは変わらないはず。
心のうちなんて覗けないけどね。