誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

高隈山(御岳~横岳~白山林道)

2008-09-17 21:05:39 | 山歩き
   後編
  高隈山(御岳~横岳・白山林道へ)

 御岳での検討?結果は、言うまでもなく白山への縦走慣行だった。
ただ、林道歩きを4時間とした場合、駐車場到着が19時頃かと気になる

 御岳出発(11:15)、妻岳分岐(11:35)、急登を喘ぎながらロープを掴みながら
妻岳(11:53)、と何度か歩いた登山道を歩く
つい、見落としがちな双子岳1107mを(12:10)通過する。


 双子岳からの下り、やっとお目当ての一つである”高隈ホトトギス”にご対面できた。
大箆柄岳や御岳と違って、群生地のないルートだったから、諦めていただけに嬉しい出逢いだった♪
 
ホトトギスphotoー4枚




 双子岳からの荒れたズルズルの登山道を慎重に下る。
足元にだけ注意を払っていると、頭上に突き出た木の枝に頭をぶつける
狭い小薮の登山道では、あちこちに蜘蛛の巣があり、泣きたくなるほどだった。
それでも、見たことない大きなツチアケビや、突然の訪問者に慌て逃げ惑う
瓜坊”の姿に癒やされる。
 やがて目の前に大きな崩壊地が現れ、真上に崩壊地を巻いて通過すると
新しく出来たルートで平岳に到着する(12:50)
薮の奥に鎮座する祠に手を合わせ、真下に落ちるかのように横岳鞍部へと向う。
鞍部では、鳴之尾分岐を左に見ながら進むと、これまた急登の横岳登りである
山頂直下は、ロープ場が数箇所あり雨でズルズルの登山道には有り難かった。
平岳から20分、大きな祠の設置された広い横岳の山頂に到着する
少し雨脚が強く、追われるように登山道の木立の中に駆け込む
この頃は、証拠写真よりもカメラが濡れることが心配で、photoはナシとする。
 横岳を通過すると残りは、白山を経由して2時間ほどで白山上部林道の予定である
距離の掴めていない林道歩きの時間を気にしつつ下っていくと
最初の鞍部で、キャンプ場/白山林道分岐の標識に出会う。
こんな所に、エスケープルートがあったのかと、縦走を断念する気持ちへと傾く
一旦、目の前のピークに駆け上がり白山への縦走路を眺めると、遥かに長く感じる
結局、弱気の虫が勝利を収め、白山林道へとエスケープすることにした。
横岳から白山林道へは、所々ルートが消えかかるものの、意外としっかりしていた
急坂のルートで登りには敬遠したい!
蜘蛛の巣と格闘しながら、かなり長い時間歩いたような気がしたが、25分で林道と出合う
林道出合いは、猿ヶ城分岐から白山登山口へ、およそ2.0km(白山登山口へ10.0km?)
林道をトコトコ歩き、22分で猿ヶ城分岐、更に23分でスマン峠登山口に到着した。
 薮コギと雨と汗と泥濘で身体は、汚れ放題でとても乗車出来ず、直ぐ近くの沢に引き返し
冷た~~い沢で、水浴び&身体を洗うと、数分で体はガタガタ唇は紫色に・・・
車に戻り、着替えを済ませて暖かいコーヒーで息を吹き返し、高隈山を後にする。
今回も、七岳と白山のピークハントならなかったが、また一味違った高隈が味わえた
満足の山歩きだった。
今回未達成の、七岳と白山は何時の日にか再チャレンジする事としよう。

PS、今回の縦走路には高隈山ホトトギスの群生は見られなかったが
見返り草の群生には驚きだった、残念なのは虫食いがひどく群生の割には花が少なかった。
垂桜登山口~猿ヶ城間の、大野原林道や白山林道の”ナンバンキセル”は見事だった。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする