誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

尾末神社だんじり祭り

2008-11-10 19:23:13 | 出来事
          勇壮な祭りだった。

 門川町尾末神社とは、学問の神様『菅原の道真公』を祀る神社である。
3つの地区から、神輿が神社の境内に集結し、お払いを受け社を3周した後
町中を練り歩く、勇壮なだんじり神輿祭りだった。
 AM06:00頃各地区を出発し、神社から地区や漁港を練り歩き、17:00再び神社に戻って
奉納のだんじりとして、社を3周して各地区に戻っていくのだそうだ。

 禊ぎ                     出番を待つ
   
  
  御神輿                    社へ
      

 老練な年寄り、パワー溢れる若者達が一体になって、2トン余りの重い神輿が担がれる
神輿の祭壇には、次代を担う子供達数名が太鼓を叩き、担ぎ手を奮起させる。
担ぎ手達は、子供達に自分達の力強さを誇るかの如く、3つの神輿が競合する。
 お昼までは元気だった”だんじり神輿”も、お酒と疲労でいよいよ進まなくなる
神輿が上がらない! やっと上がっても2~3m進むと掛け声むなしく沈む
漁港『うみすずめ』から、200mほどを3時間がかりで尾末神社に戻る。

  町を練る                  うみすずめ
      
 
  疲れてます                  最後の力を 
                 

 最後の力を振り絞って、奉納のだんじりが始まる。
社を3周する時は、だんじり神輿を地面に下ろす(休む)事は、男達のプライドが傷つく
掛け声や太鼓の音は響けど、だんじり神輿の姿が現れない!
担ぎ上げるのが精一杯で、足が進まない!片足を上げると身体が崩れ落ちるのか?
悲壮感さえ漂う、奉納だんじり神輿の瞬だった。
 これで、終わりではなかった!
老練な年寄り?達は、お役ごめんとばかりに、方々の家々の接待に引き込まれていく
少しづつ、少しづつ、宵はじめた薄闇へと人影が消えて行く
後を託された若者達は、最後の最後の力を振り絞り、地区まで長い道を神輿を担ぐ
闇の中に若者達の掛け声と太鼓の音が響いていた。

  もうだめぇ~                 夜は更けて
      
 
 毎年、11月の第2日曜日に開催されるそうです。
コメント
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