誘われて、山・あ・る・記

自然の中に咲く花を求めて、山野を彷徨い歩く”風よとまれ~息を止めて”指先に一伝わる感動の瞬間♪

誘われて、大崩山(登山口~袖ダキ~下・中・上湧く塚群)

2012-06-12 22:52:59 | 山歩き

2012/06/10(日)・・・・・ササユリ鑑賞日和

 涼しい時間に距離を稼ぎましょうと、登山口到着が06:30だった。
考える事は同じか?登山口にはすでに、20台近くの登山者の車が!
パタパタと準備をすませ入山する。
本日の予定コースは、湧く塚から袖ダキ、乳房岩を経て、下・中・上湧く塚~山頂
下山は、小積みダキから象岩トラバース、見返りの塔、渡渉して山小屋~登山口の周回

 先ずは、ゆったりしてペースで大崩山の玄関とでも言うべき大崩山荘へ向かう。
あの橋もバッチリ残っていた。不平を買っている問題の梯子も健在の様子で安心
山荘直前の木製の橋は、傾いていて今にも崩れ落ちそうな状態だったが
二度三度足踏みで確かめつつ足を踏み込む、傾きと揺れでバランス取りが大変だった。

 登山口から30分山荘に到着すると、左の渡渉点へ行き帰りの渡渉可否を確認する。
おっ!細いながらも補助ロープが復活し、飛び石もちゃんと顔を出していて心配なし
山荘に引き返し、山荘脇から湧く塚分岐へと向かう。

 昨年秋の大雨で流された金属製の橋も立派に復元されて楽チンに渡渉できた。
嬉しい事に、川岸から橋までのアクセスにもロープが設置されていた。


渡渉すると、変てこな梯子を越えて、いよいよ大崩山への登りが始まる。
小さな沢を越え、涼しい沢の水音を聞きながら登ると、有ったよいつもの場所に
やや見頃は過ぎていたが、”いらっしゃいませ~”とで迎えるかの様な、1輪のササユリが

 沢音と分かれると沸く塚一番の急登、ガレ場の登りで最初の梯子が登場する。
ここの梯子~♪、梯子に足を掛けてチョイと手を伸ばすと、美味しい黄イチゴがある。
後の人のため1粒だけ戴いた。

 更に急登を登り、使われなくなった直登ルート分岐から大きく右に巻いて登り詰めると
休憩に最高の場所で、木の根と石の腰掛があり、直登ルートから涼風が吹き上げてくる
日の光を受けて、宝石の様な輝き気を放つ、向かい木山内岳の露岩郡の眺めもGood♪

 暫く休み、後から来る人に場所を譲るように、袖ダキを目指して歩みを再開する。
しかしこの日のこの時間、前後に3~4組の登山者がいて、後になり先に成りしながらで
気分的に落ち着かない登りのまま相い前後して、最初のビューポイント袖ダキに到着する。
絶景の袖ダキ、そこに居るもの同士が、一気に俄友達モードになり、カメラチェンジで撮影会♪


 袖ダキを後にすると、この日は寄り道で”乳房岩”に向かう
袖ダキには勝てないが、乳房岩からの、下湧く塚の岩峰群は必見物である。
一方、期待していた乳房岩を飾るササユリは、まだお目覚めに遠く固い蕾だった。

 本道に戻り、下湧く塚~中湧く塚へと向かう。
湿度の高かったこの日、林の中は無風で、連続する梯子に汗が噴出してくる。
癒してくれたのは、誰かが言った親父ギャグの『ようやく会えた”ヨウラクツツジ”』
な~んちゃって、チャンチャン♪

 いよいよ、下湧く塚から始まる中湧く塚への岩峰群♪
フィックスロープで攀じ登って、屏風岩には立つことが出来ず恥を忍んで這いつくばって
それでも、岩峰群を乗り越えたと胸を張っていた、yama○○でした。・・・・(^。-)
いつも愉しませてくれる、大崩山の湧く塚群、大崩山が魅力そのものである。

 下湧く塚、中湧く塚の岩峰で遊んだら、最後の砦の上湧く塚へ向かう
上湧く塚に行くには中湧く塚の基底部に下り、上湧く塚の基底部を大きく巻いて上がる。
折角稼いだ高度がグングン下がるよ~と涙しながら、下って急登を登り返す。
上湧く塚の取り付きには、大勢の観光客?岩峰に震えながら登る様子を待ち構えている。
ヨッシャー任せなさいと、梯子登り岩の窪みに指を掛けて、垂れ下がったザイルを握る
細くて頼りないザイルに身は任せられず、岩の窪みを手掛かり足がかりに登る。
登り切って下を振り返ると、だぁ~れも見てくれてなどいなかった(山ガールなら見たかも)

 上湧く塚の最高点に立ち、絶景を見下ろす。
さっきまで晴れ渡っていた大崩山が、白いガスに覆われ始め幻想的な世界に変わる
澄み切った青空と白く輝く岩峰も良いが、ガスに包まれた秘めやかな世界も良かったね~

 湧く塚群で遊びすぎたか?時計の針は、11時を指している。
お腹も空き始めたが、山頂に挨拶する前に、食事は失礼であろうと山頂へ急ぐ
休んだ後の再スタートは、体が重く一行にペースが上がらない。
リンドウが丘へのエスケープルートで、俄山友達に誘われるも意地で山頂へ
小積みダキ分岐、モチダ分岐、横岩屋分岐を過ぎると、山頂まで緩やかな歩きとなる。
やがて、宇土内谷(鹿川ルート)と合流すると、石塚が目の前となる。
 
 すっかり薄くなった、スズ竹の林を抜けると、大崩山最後の岩峰石塚に着く

石塚は、大勢の山人が食事の真っ最中だった。
しかも、周囲はガスで展望も楽しめず、取り敢えずは山頂の三角点へ挨拶に向かった。
スズ竹の薮を掻き分けて山頂!と言われていたが、淋しいかなスズ竹に勢いがなくなっていた
11:50-展望のない大崩山山頂-1644mとうちゃ~く♪
ハイポーズで、証拠写真撮影です。

山頂から石塚へ戻り、食事~♪♪ と言っても、おにぎりとカップ麺でした。(--;)
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コメント (3)
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